11/18/2025, 4:33:04 PM
変な話をしよう
信じなくていい
わたしは手の届きようのないあなたに恋をした
あなたの後ろには神さまがついていた
わたしはあなたに恋をしたから
神さまに願った
少しだけこの人の時間をくださいと
神さまは少し渋ったあと
望み通りあなたの時間をくれた
こちらに微笑むあなたも
わたしを欲しがるあなたも
くれた
だけど不釣り合いだから
なかなかうまくいかなかった
何年かして
あなたは神さまのものだから
わたしはあなたを神さまにお返しした
ほんとうの人生をおくらなくてはいけないから
あなたは悲しみ 泣いた
だけどあなたの悲しみは癒えるだろう
神さまがたちまち癒すだろう
わたしだってわがままゆえの傷だらけ
ふさわしくない人に恋をした
あなたのことが好きだった
今はそれほどでなくても
あなたがいた 神さまがくれた
ありがとうと言った
10/30/2025, 3:14:34 PM
終わりを告げた
けれども
わかったのはひとつだけ
あなたに愛されたかった
慈しまれたかった
そのひとつだけ
気づけばわたしばかり愛して
慈しんでいた
もうあなたはいないし
からっぽの空間に名前を呼ぶだけ
10/2/2025, 4:17:24 PM
あの人はやめなさい
ママは言った
どうして反対されると気になるのだろう
それならあの人にしなさいって言えば
わたしは興味をなくしたのかも
しれないのに
ママに似ていたの
困ったときの顔が 怒る唇が
鼻の形が 不器用なやさしさが
ママに似ていた
車窓を眺めて
あの人ときた町を横目に
わたしはそれ以上遠くへ行く
ざまあみろ
思い出は日々色濃くなって
あなたはどんどん遠くなる
忘れた日が一日もない
だからずっと遠くへ行かなきゃね
知らない町と 知らない人に会って
目まぐるしくしなくては
たくさん忘れていかなくちゃ