夜になりタプタプ打ち込む入力欄
送信ボタンは押さないけれど
『今でも好きだよ』
しっかりしてるから間違わない
僕はけして狂わない
子どもの頃の夢は、なかったような。
作文には、将来になりたいものがなくて、あわててこじつけて書きました。何もない、が選択肢にあってもよさそうなのに。
絶望しているわけじゃなく、ただ何かになりたいという感覚がなかった。
なれるなら職業じゃなくて、お嬢様になって執事に傅かれたいとか、毎日馬とか乗りたい、そんな体験欲?があったぐらい。
何かになりたいとは今もあまり思わないけど、
心が自由でいられるようにありたいと思う。
わたしは願わない
君にまた会うことを
わたしは求めない
君に求められることを
君は違う方を向いて
わたしが知らない日常をこなしている
きっとそのまま
道は交わらない
あのころがイレギュラーだった
わたしが望むのは
君が落ち込むとき
自身を無価値だと嘆くとき
そんなわけあるかと叱るから
心の奥で受け取ってほしい
君は素敵で 価値があるから
笑うととてもかわいくて
こちらの心をなごませるから
何もしなくてもね
君に価値があると言い続けるよ
君が守られたい人に雑に扱われないよう
大事にと、願うよ
きっと
近しい人ほどうまくいかないのは
どうでもよくないから
コントロールしたくなっちゃう
お母さんならこうして
恋人ならこうして
うちの子ならこうなって
自分の思いえがくような人になってほしくなっちゃう エゴっていうのかな
理想と ありのままのその人は
きっとちょっとずつ違う
期待してしまうのは
しあわせになりたいから
その人のことが大事だから
どうでもよくないから
どうでもいい人はコントロールしないから
思いのほか親切だったりする
期待してないから 思いがけない優しさが嬉しかったりする
ふしぎね
ままならないけど
それがおもしろいのかもね
すごい人を見る
仲間に入れないような
『負けた』
何かあるとすぐ
頭の中でだれかがささやく
やっぱりわたしはまだまだダメ
うん わかるけど
劣っているような気持ち
かなしい気持ち だけど
どうして勝たなきゃいけないの?
勝つ必要ありましたか
ないよ
帰ったらあったかいご飯もおいしいクッキーもある
勝たなきゃ家に入れてもらえないわけでもない
誇らしげな子どもになりたかったの?
それ 本当は必要ないよ
リラックスして 笑って
あなたのままでいいんだ
すごくなくていいんだ
いいんだよ