fukaziro

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7/17/2024, 8:25:13 AM

僕の彼女はおかしな人だ。
空をボーッと見たかと思えば、必ず僕に何かをしてくる
ハグやキスをしてくる時もあれば、イタズラをして僕を困らせることもある。そして決まって言うんだ。
「空を見て、心に浮かんだんだよね」って、
ほんとに困った彼女だ。

だから、僕は仕返しをしたくなったんだ。
ある空模様を調べて、決行する日を決める。
そして今日がその日だ。
―――あぁ、見えるなダイヤモンドリング。
皆既日食の終わりにだけ見える、綺麗な景色。
『ねぇ、結婚しよ』
「え、どうしたの」彼女の困った顔が見える。成功だ
『空を見て、心に浮かんだんだよね。
まるで、指輪みたいでしょ』
そして、仕返しが成功したと2人で笑いあった。

7/15/2024, 10:46:40 AM

「俺たち終わりにしよう」
この言葉を告げられた瞬間。目の前が一瞬暗くなったように感じた。私、振られたのか、。
落ち込む私を見つめる彼は、どこか興味が無さそうで上の空であった。
「なんで別れたいの?」と問う。
「お前が、つまんなくなったんだ。」
つまらない、?
「イメージと違ったんだ」
あなたのイメージが本当の私と違ったのね。
でもね、私あなたの好みに合わせようと必死だったの、
あなたに告白された時すごく嬉しくて少しでも好きでいて欲しくて、隣に居たくて、あなたの好みに合わせたの。
あなたはとても喜んでたね。

だから、あなたの好みの女のようなイメージで別れてやる。
「そう、ごめんね。今までありがとう」
涙を流しながら、微笑む。 ほら、顔が赤くなった。
「悪い、嘘な」彼の言葉を聞き終わる前に立ち去る、
永遠にさようならおばかさん。あなたのことはもう忘れたわ。

7/15/2024, 9:45:52 AM

喧嘩しちゃった。
なんであんなこと言っちゃったんだよ。
自分を嫌いになっちゃいそう。さいあくだ。

カタンッ、なんだろう郵便受けになにか入ったのかな。
「お花?これなんのお花だろう?」
白くて綺麗だな!あの子がくれたのかな、そんなわけないか
でも、あの子はお花が大好きだし、それでもボクらは喧嘩したし、あげる意味なんて、と1人で思考の海に沈んでいる
少し考えて気になったボクは、花の写真がついた本を開いてみた。

「、、、!あった!なんてお花なのかな」
―――カモミール 花言葉『仲直り』
「仲直り、あの子が入れてくれたんだ!」
明日がっこーに行ってあの子にごめんなさいって言おう
そして、手を取って仲直りをしよう!
ボクは、明日のことを楽しみに眠ることにした。

7/14/2024, 6:37:34 AM

俺は今優越感に浸ってる。
サイコーな気分だな。俺と同レベルのアイツに勝てた。
運動能力も学力も同じくらいのアイツに。
「いやー、惜しかったな」とアイツの周りのヤツが言う
そうだろう、俺はすごいんだ
「次は行けるよ!」だとさ、次も俺が勝つに決まってる
『うん、惜しかったな。それでもみんな点数上がっただろ』
……今、アイツはなんと言ったんだ
「まぁ、確かにお前のおかげでクラスの平均は上がったけどよぉ、なんか悔しいとかねーのかよ」
「そうだよ、あいつに負けてくそってならないのか?」
『そーだね、悔しいけどそれは努力不足だったからね。
でもみんなが点数上がったなら教えたかいがあったかなって』
「聖人過ぎるだろ」

クラスの中でのアイツと俺。
俺は今劣等感に溺れてる。

7/12/2024, 10:27:00 AM

これまでずっと、永遠は実現しているのだと思っていた。


社会人になって3年目、僕は10年間付き合ってた彼女がいる。お互い社会人になって、社会の荒波にもまれながら頑張ってきた。そして今日僕は、付き合って10年目の記念に彼女にプロポーズをする予定だ。
今日のために、という事は別にしない。
特別したら感の鋭い彼女のことだ、すぐに気づいてしまう。

しかし、僕も僕で悩みに悩みまくった結果だ。
恋愛ドラマやラブコメディさえも気恥しいと言って見ないし、
キスの時もハグの時もガチガチに固まってしまうから、自然な感じで受け取って欲しかったのだ。

―そしていざ、決戦の時
場所は僕の家でケーキの準備も、お酒の準備も心の準備もできている。指輪がきらりと輝く、もうそろそろ彼女が来る時間だ
心臓が早く動くのに比例して体も動いてしまう
あぁ、早く来ないかな
その時電話が鳴った。彼女だろうか、早まる気持ちを落ち着かせて電話を取る。

音が止まった。全てがスローに見える。
カシャリと持っていた指輪が落ちる。そんなわけない、、
「なんで、もっと早く言わなかったのかな、、、」
「今日プロポーズするつもり、だったのに」
永遠は続かない、今が1番大切なのだと

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