梅雨が明け、蝉の鳴き声がけたたましく響き渡る。
もう夏か。
思えば、私は幼い頃からずっと夏が好きだった。
夏独特の懐かしさや切なさが、何故だか、とても心地良いんだ。
だけども、夏を懐かしむ記憶は持っていない。
懐かしさの正体は何なのか。
未だに分からない。
が、一つ結論を立てるとするなら
私の前世は夏が凄く好きな人だったんじゃないかな?
と思ってたりする。
(遠い日の記憶)
君と最後に会った日は、
小学校を卒業する日だったかな?
正直、小学校の頃は苦い思い出ばかりだけど、
君が居てくれたから通える事が出来たよ。
中学校に入る時
小学校よりも明るく行こうって決めたんだ。
キャラ変ってやつかなぁ?
けど、やっぱり小学校の頃の自分が出ちゃって、
上手く行かなかった。
張り切り過ぎたのかな、
けど、私なりに頑張ったんだ。
だから今変われてる気がする。
私は君が嫌いじゃ無い。
けど君に会うとまた元に戻ってしまう気がするんだ。
だから、私はもう君には会わない。
会う事が無いように頑張るよ。
(君と最後に出会った日)
一年後。
私はどうなってるのか?
環境とか変わってるのか?
楽しい日々を過ごしているか?
そう考えるのは結構楽しい。
(一年後)
1年間で、凄く成長する人。
凄いと思う。けどそれよりも先に羨ましく感じる。
私は全然成長出来ていないんじゃ無いかって。
比べる事は良くないと思う。けど比べてしまう。
そんな自分の性格に悩む。
1年前はそうだった。
けど、私もゆっくり成長してるんだって
自分を受け止めて、認めたら
少しだけ、素直に褒められるようになった。
(1年前)
たった一人の人間でも色んな一面を持ってる。
けどその人のことを知ってくると
嫌な一面だったり、逆に優しい一面だったり、
様々な一面が見えてくる。
それが楽しかったり、大変だったり。
人って奥深いんだなぁ。
色んな考え方の人がいるし、環境も生活も違う。
けど自分の考えを受け止めてくれる人が一人でも居ると安心する。私って単純だなぁ。
奥深いし単純だし、よく分からない。
けど、だからこそ、
私は君のことが好きなんだろうなぁ、
(好き嫌い)