「始まりはいつも」
おはようございます
昨日は良く眠れましたか?
頭の中で自分自身に声をかける。
1日の始まりはいつも、自分への挨拶だ。
朝夕は冷え込んできて毛布を手放したくなくな
る。だけど、起きなきゃいけない。
どんなに眠かろうと朝日を浴びて、朝食を摂る。
絶好調ではないけれど、それなりに動ける。
それで良しとしよう。
今から出かける人へ、行ってらっしゃい。
これから眠る人へ、おやすみなさい。
毎日、お疲れさまです。
「子供のように」
物を無くしたらこの世の終わりのように泣いて
大人に叱られれば一丁前に反抗し口を尖らせる。
楽しみなことがあれば前日からはしゃいで
素直に全身全霊で感情を表した過去。
今は胸の中で静かに噛みしめることが
最大限の感情の表現になった。
ただし、鈍くなったわけではない。
感情を隠す知恵を身につけたのだ。
だから、顔には出ていないだけで
心の中では素直な子供のように感情は動いている。
「たそがれ」
暗いのに明るい 明るいのに暗い
なんだか摩可不思議な時間にございます。
水平線に沿うように熟した柿色の帯。
さらに上は濃紺のお着物。
お空はとってもミステリアス。
そして、とってもお洒落さんなのですね。
「きっと明日も」
平穏無事であるように。 成長ができるように。
刺激的であるように。 生きて会えるように。
きっと明日も様々な人たちが
今日とは違う1日を迎えるのだろう。
「静寂に包まれた部屋」
雨に佇む。聞こえるのは胸の鼓動と雨の音のみ。
そこはあたかも静寂に包まれた部屋のごとく。
僕の心の灯火は、弱い通り雨のような
些細なことでも消えてしまう。
空が泣く。本気の恋と勘違いした苦い香水の香りも
君との予定で埋まったカレンダーも全部洗い流す。
君の心が世界に一つだけではないことを忘れ
突然の君の訪問に僕は踊るように浮かれていた。
時間よ止まれとは言わない。
でも、あの頃の夜景は綺麗だった。夜明け前の
小さな窓から見える景色全てが鮮やかだった。
目が覚めるまでに君の声が聞こえる気がした。
愛する言葉はいらない、ただ……
形のないものを掴むように君を求めてしまうのだ。
君が別れの時を告げる。
不完全な僕はまだ、涙の雨に佇んでいる。