谷折ジュゴン

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6/19/2024, 12:31:30 AM

「落下」

ちょっと手元がぶれて、べちゃっ。

ソフトクリームが地面に落下。

残ったコーンを悲しくかじる。

炎天下の屋外でソフトクリームを食べた時の話。
(終)

6/17/2024, 11:45:57 AM

創作「未来」

百年、千年、さらにその先のことなど、漠然と妄想はできても予測はできない。人類が築き上げてきた文明社会は残っているのか。滅びているのか。そして……

いや、この話はもうよそう。

明日、世界が終わるなんて時に。

言霊ってあるんだ。たった今信じたよ。

まさか君とっ[数分間の怒号と奇妙な咆哮]

私は、未来に、見放され、た。もう、助からない。

君は、好きに生きて。[激しい咳き込み]

……私からの、最期のお願いだ。

はぁ、ははっ、もう限界のようだ。

君に幸あれ 。[数秒間のノイズ]

(終)

6/17/2024, 1:21:51 AM

「1年前」

私は1年では変わらない。

でも、どうにか良い方向に変わらなければ。

1年前、焦燥と不安とを抱えて過ごしていた。

つねに緊張して、心の中で自問自答をしていた。

どうして、こんなにも感情が揺れるのか。

どうして、やる気が湧かないのか。

どうして、自分は無力だと思うのか。

答えは出ない。動画やゲームで不安を誤魔化す。

誤魔化すためだから、何も楽しくない。

こんな生活でごめんなさい……ごめんなさい。

そんな1年前だった。

しかし、私にも少しずつ変化はあった。

そうして今できることを楽しもうと思い至った。

きっかけは家族の言葉だった。

せっかく穏やかに過ごす機会がめぐってきたのだから、甘えておけば良い。

成長するタイミングは生きている限り掴めるから。

救いだった。ありがとうと思った。

そうして、今の私は生きている。

相変わらず私の感情の起伏は激しい。

それに、ちょっとしたことでも深く落ち込む。

だけど、「喜び」「楽しみ」を思い出しつつある。

6/16/2024, 1:11:08 AM

「好きな本」

友達や先生の影響で読書が好きになった。

読む本が増えて、好きな本が増えてきた。

一番を決めるのは難しいが、特に小説が大好きだ。

その日に読む本を決める時間、じっくり読む時間、しばらく内容に浸る時間が私にとって癒しの時間だ。

6/14/2024, 1:30:47 PM

創作「あいまいな空」

A「曇って来たよ。降るかなぁ、雨」

B 「うーん晴れるでしょ」

A「狐の嫁入りが見たーい」

B「それはわかる。でも雨はいやだな」

A「あれっ、なんか降ってきたよ」

B 「ん?あれは……」

A、B「Cさん!?」

C「Aさぁぁぁん、Bさぁぁぁんどいて、どいて!」

空いたスペースにCは無事に着陸する。

C「二人とも、こんにちは!」

B「すごい勢いで降って来てどうしたんだ」

C「あいまいな『文』と見えたので、蔵に入っていた文章を届けようと飛んで来ました!」

Cはまぶしい笑顔で原稿を二人の前に差し出す。

A「あいまいな空、だよ」

Cはしばしぽかんとした顔をして、にこりと笑う。

B「あいまいな『空』だよ」

AとBの顔を見たCは真顔になった。そして一番上の創作の横を見た後どこかへ消える。しばらくすると小括弧に挟まれた一文字を引きずって戻って来て、文章の右下に置いた。
(終)

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