みんなと
はなればなれ
どこにいるだろう
とにかく あるく
まよいながら
みんながめざすところへ
すすんでいく
きっとすぐにあえるさ
みんな おなじところを
めざしているんだから
いまはひとりでも
すぐにあつまって
みんなでわらえるよ
だから いまは
がんばって
あるきつづけよう
我が家は子猫に寄生されている
寄生することにより
子猫は外敵から守られ
安全な生活を送り
狩りに繰り出す必要もなく
労せず餌にありつけるのだ
そして寄生された我々は悲惨なものだ
日々の生活は子猫のための暮らしとなり
普段の活動の中心には子猫が鎮座する
そして真に恐るべきは
子猫は洗脳能力により
我々が進んで子猫の世話をするよう
常に仕向けてくるのだ
さらにそのことに対し不満を持つどころか
快感と幸福を感じるほどの強力な洗脳だ
もはや我々はここから抜け出すことはできない
このままずっと寄生され
洗脳による幸福感で満たされ続けるのだ
秋風が吹いたから秋なのか
秋だから吹いた風を秋風だと思うのか
たぶん、どっちも正しい
秋風に限らずだけど、
秋を感じることが起こったから、
今は秋だと感じるのだろうし、
時期的に今は秋だと思っているから、
この涼しい風を秋風だと思うのだろう
とはいえ、今はそうでも
最初はこういう気候を秋と定義しよう
となったのだろうから、
そもそもの始まりというのは、
秋風が吹いたりしたから秋なのだろう
これもたぶんだけれども
試験落ちちゃいましたね
でもだんだんと成績は上がってますから
目に見えて成長していると思いますよ
もうひと頑張りです
真面目にコツコツやってきた成果が出ていて
私も安心感があります
この調子なら次はいけるんじゃないですか?
なんて無責任なことは言ったらダメですね
ただ頑張りすぎないように
気をつけてくださいね
やる時はやって休む時は休む
それが一番効率がいいですから
さてここでこの挨拶をするのは
最後になるといいですね
では次回また会いましょう
次に会う時には合格することを願っています
危険を対価にスリルを味わう
全身の肌が粟立つ感覚が
心地よい恐怖に包まれる感覚が
繰り返したくなるほど魅力的で
身を滅ぼす可能性なんて
この快感に比べれば些末な問題だ
やめたほうがいい
そう頭ではわかっていながら
止まることはできない
けれど今まで興味のなかったそれに
ふとしたきっかけで乗ることになった
それは基本的に危険はなく
しかしスリルを味わえるものだという
危険のないスリルに意味なんて無いだろう
そう思いながら体験してみると
これまで感じたことのないスリルが
この身に降り掛かった
心も体も両方が沸き立つのを感じた
こんなに気持ちのいいスリルは初めてだ
一気にこのスリルの魅力に引き込まれた
スリルを味わうために
色々な種類を探して乗ってみよう
まさか絶叫マシンなどというものが
こんなに素晴らしいものだったとは知らなかった
たった一度だけで虜になるとは
侮れないものだ