個人的なイメージの話をしよう
永遠、という言葉についてだ
この言葉は一般的に二通りの読み方があるだろう
「えいえん」「とわ」
えいえんの場合は、壮大さ、荘厳さを感じる
とわの場合は、繊細さ、柔らかさを感じる
また、えいえんはとわと比べて
ネガティブな言葉との相性がよく、
とわは前向きな言葉に合うような気がする
先程言ったように、
これはあくまでも個人的なイメージだ
人によって感じ方は様々だと思う
さて、あなたはこの二つの永遠に対し、
一体どういう感じ方をするのだろう
今日はハロウィン
仲間内でほどよく調子に乗りながら
ちょっとしたパーティをやる
考えると疲れるような現実も
今日はすべて忘れて楽しむのだ
ピザにドリンク
カボチャを使ったケーキなんかを用意して
バカ話で盛り上がる
一通り飲み食いして話し終えたら
今度はゲーム大会の時間だ
童心に帰って一心不乱にエンジョイする
こういう日は
普段の頑張りが報われた気がして
実に気分がいい
一日限定の理想郷がここにはあった
物語の主人公は君だ!
君は苦労しながらも努力を重ね、
仲間にも恵まれ、支えられながら、
ついには目標を達成する
周囲から称賛の声が絶えず届き、
君は達成感と感謝の気持ちに包まれていた
文句なしのハッピーエンド!
世界は君を中心に回っている!
……
そしてこれは、君に敗北を喫し、
目標に届くことがなかった僕が主人公の、
もう一つの物語
挫折を味わい、悲しみに暮れた
でも、僕も仲間には恵まれていた
彼らのおかげで、僕は新たな目標を見つけ、
それに向かって歩みだすことができたのだ
敗北も挫折も、力に変えて進む
僕の新たな物語が、これから始まる
暗がりの中で
小さくても明かりを見つけると
安心感に包まれる
心がどこまでも沈み
気持ちが落ち込んでいる時でも
少しでも幸せなことがあれば
気分を浮かせることができる
暗がりを照らすため
明かりを灯していくように
幸せを積み重ねていくことができれば
きっと心は安らぎ
未来を描けるようになる
香る、香る
湯気とともに紅茶の香りが立ち昇る
冷たいミルクティーしか知らなかった私の鼻に、初めて感じる香りが入ってくる
この香りをとても気に入った
冷たいミルクティーでは知ることのできなかった香り
一通り香りを楽しんでから、息を吹きかけ一口飲む
口の中で未知の、しかし癒やされる味が染み込む
それと同時に香りもさらに広がっていく
今まで味わってこなかったことがもったいないと思えるくらい、美味しいと感じさせる
もしかしたら、美味しく、いい香りの紅茶が他にももっとあるかもしれない
これからは様々な紅茶を試していこう
そう、思わせてくれる素晴らしい味と香りだった