物語の主人公は君だ!
君は苦労しながらも努力を重ね、
仲間にも恵まれ、支えられながら、
ついには目標を達成する
周囲から称賛の声が絶えず届き、
君は達成感と感謝の気持ちに包まれていた
文句なしのハッピーエンド!
世界は君を中心に回っている!
……
そしてこれは、君に敗北を喫し、
目標に届くことがなかった僕が主人公の、
もう一つの物語
挫折を味わい、悲しみに暮れた
でも、僕も仲間には恵まれていた
彼らのおかげで、僕は新たな目標を見つけ、
それに向かって歩みだすことができたのだ
敗北も挫折も、力に変えて進む
僕の新たな物語が、これから始まる
暗がりの中で
小さくても明かりを見つけると
安心感に包まれる
心がどこまでも沈み
気持ちが落ち込んでいる時でも
少しでも幸せなことがあれば
気分を浮かせることができる
暗がりを照らすため
明かりを灯していくように
幸せを積み重ねていくことができれば
きっと心は安らぎ
未来を描けるようになる
香る、香る
湯気とともに紅茶の香りが立ち昇る
冷たいミルクティーしか知らなかった私の鼻に、初めて感じる香りが入ってくる
この香りをとても気に入った
冷たいミルクティーでは知ることのできなかった香り
一通り香りを楽しんでから、息を吹きかけ一口飲む
口の中で未知の、しかし癒やされる味が染み込む
それと同時に香りもさらに広がっていく
今まで味わってこなかったことがもったいないと思えるくらい、美味しいと感じさせる
もしかしたら、美味しく、いい香りの紅茶が他にももっとあるかもしれない
これからは様々な紅茶を試していこう
そう、思わせてくれる素晴らしい味と香りだった
自分の、好きだという心を表現すること
それは愛があることの証明
好きなことに対する自分の思いを、強く深く伝えるための言葉は、好きが詰まった愛言葉
恐れず、気負わず、恥ずかしがらず、解き放ちたい
解き放つことで、もっと好きになる
そうすれば、好きなことを好きでいる自分を好きになり、愛はさらに深くなる
そうして深まった愛は、さらなる愛言葉を生み出す
また愛言葉は愛を強くする
たとえ愛言葉が止まることがあっても、好きな気持ちは、愛する心は、誰にも止められない
多くの友達に囲まれる幸せも
ひとりの親友と深い絆を結ぶ幸せも
どちらも幸せの形
どちらのほうが幸せか、なんてことはない
大事なのは、
自分がどれほど幸せに感じるかだと思う
多ければいいというものではないし、
ひとりと深い関係になることが負担になることもある
どういう関係性がいいのか、
どれくらいの友達がいればいいのか、
それはその人が何を求めるか、
どういう付き合いがあっているのかによるし、
付き合う相手によっても変わってくるだろう
自分がつらくなったら、
友達がつらくなったら、
なにが自分や友達にとって幸せか、
一度考えてみるのもいいかもしれない
自分を守り、友達も守れたら、それが一番いい
お互い幸せになる選択ができればいい
大事な友達なのだから