何かを始めるというのは
いつもドキドキするものだ
期待に不安が混じり
最初の一歩を躊躇することもある
踏み出した先で
新しい景色を見ることができると
頭ではわかっていても
なかなか自分を動かすことができない
その一歩には勇気が必要だ
勇気さえあれば踏み出せる
そしてその一歩は一人で踏み出す必要はない
勇気を出すために力を借りられるのなら
頼ることも大事だろう
一人では見られない景色も
仲間がいれば見られるかもしれない
街を歩きながら、
様々な人たちとすれ違う
もちろん話したことはないし、
どんな人かもわからない
すれ違いながらふと思う
この人たちには、
それぞれの生活があって
それぞれのやりたいことがあって
それぞれの人生があるのだ
自分には大層なことをする力はないけれど、
この人たちがもし、
今とても不幸だとしても、
この先幸せになれるよう願う
今幸せだとしたら、
その幸せがいつまでも続くよう願う
台風のように荒れ狂う心
私はその時怒っていた
今思えばくだらないことで、
何をそんなに怒っていたのかと、
自分で自分がバカバカしい
時間をおいて考えたら、
怒るほどのことではないと思い直し、
自分も悪いところがあったと反省した
とにかく相手に謝ったら、
相手の方も謝ってきて、
お互いそれでスッキリできて、
二人の心は台風が去ったあとの秋晴れのように、
清々しい気持ちになっていた
忘れたくても忘れられないこと?
たくさんありますね
いや、忘れたいことほど、忘れられません
日々のふとした楽しいことも、
ひとつひとつ覚えていられればいいんですけどね
楽しいことというのは、
よほど目立つことでないと覚えられないです
でも、考え方を変えてみると、
忘れられない嫌な記憶の中で、
埋もれず思い出せる楽しい思い出というのは、
それだけ素晴らしい記憶ということじゃないか、
と思うわけです
忘れたくても忘れられないことには、
嫌になるほど本当に困らされるけど、
それに負けない輝く思い出を、
これからもたくさん作っていきたい
そう思います
あの人は今、深い悲しみの中にいる
心は闇に閉ざされ、
嘆く気力すら失われてしまったようだ
私はあの人を助けたい
しかし、私に何ができるのだろう?
何かをしてあげたいが、
もしかしたら、余計に傷つけてしまうかもしれない
でも、何もしないことも耐えられない
ここで動かないと絶対に後悔する
私ひとりで助けられないなら、手を借りよう
あの人を大切に思う人はたくさんいる
あの人の優しさで救われた人は多い
あの人を慕う人たちと協力して、
今度は私たちがあの人を救おう
私たちの声が、あの人の心を覆う闇を払う、
やわらかな光になりますように