カーテンを貫いて光が差す
その控えめだが存在感ある明るさが、
朝が来たのだと告げる
カーテンと部屋を覆うように光が照らす
カーテンに遮られてなお強い輝きで、
昼間であると知らせる
カーテンが朱い光に染まる
仄暗さの中の確かなその色は、
夕方になったことを教えてくれる
カーテンには外からの光はもう通らない
光と音の止んだ暗い静寂
それは、夜が訪れたのだと語りかけてくる
時間が進むごとに、
カーテンは光によって様々に表情を変える
たとえカーテンを閉め切った部屋でも、
光はカーテンを通り、時を感じさせる
涙の理由
この一文を読む時、二通りの読みが浮かぶ
そのまま涙の「りゆう」と読むパターン
そして、涙の「わけ」と読むパターン
不思議なことに「涙の」の場合だけ、
理由を「わけ」と読みたくなってしまう
声に出しただけでは普通の言葉なのに、
文章として涙の理由を
涙の「りゆう」ではなく「わけ」と読むだけで、
詩的な雰囲気を持つような気がして、
なんだかお洒落に思えて面白い
ココロオドルをBGMにして、
パソコンでカタカタしてたんです
さっきまでは
聴いていればエンジョイしながら、
テンション上げて楽しく作業できると思ってました
ココロオドらせて作業も捗ると思ったんです
でもココロオドりすぎて、
なんかもう楽しくなりすぎちゃって、
作業に集中なんてでしやしない
で、その結果、テンションMAXで歌って、
作業そっちのけで何回もアンコールして歌って、
疲れ果てて現在に至るわけです
もう聴くとハイになっちゃうので、
作業用BGMなんかにはせず、
ココロオドルを聴く時は曲にただ浸ろうと思います
ペンを走らせ絵を描いていく
完成まではまだまだかかりそうだ
長く描き続けていたので、さすがに疲れてしまった
少し休もう
しかし、どうにも落ち着かない
疲れているわりに、何かをしていたい
結局、気分転換に違う絵を描くことにした
絵を描いた後の束の間の休息
それを別の絵を描くという行為で取る
本末転倒なようで、それがそうでもない
その絵を描くことに疲れていたので、
別の絵を描けば、その楽しさで心は癒やされるのだ
これでもう一度、さっきの絵と向き合えるようになる
力を込めて叩く叩く叩く
汗を散らしてひたすら叩く
体はどんどん熱くなる
心もどんどん熱くなる
その場の温度を上げていく
見るものの熱気も上げていく
太鼓の音が周囲に響き渡り
人々の腹を震わせ
人々の心も震わせ
力を込めてまだまだ叩く
力を込めてドンドン響かす
力いっぱいいい音を鳴らす
それも大事だけれど
心を込めて叩く
これも同じくらい大事なこと