みんなで一緒に踊りませんか?
え、ダンス経験がない?
踊れる自信なんてない?
いえいえ、問題ありませんよ
ダンス経験は関係ありませんから
自信がなくても大丈夫
気付いたときには、あなたは踊りだしています
特別、何かをする必要はありません
みんな、ただ椅子に座って観ているだけでいいのです
今日のショーはとても楽しいですよ
そう、踊るのは体ではなく心です
心踊るショーを観て、今日は存分に楽しんでください
家族、親戚、友人、そのほかにも、
色々な形で私と関わりのある多くの人たち
知り合いとよべる人は何人もいる
けど、これから知り合う、
まだ見ぬ人々もいるだろう
それがどんな人で、どのように関わるのか
それは知り合ってみなければわからない
これからどういう人と知り合っていけるのか
それは楽しみでもあり、不安でもある
できればいい関係を築きたい
ストレスを貯めるような人付き合いはしたくないから
だから、顔も性格も立場も、
存在すら知らないまだ見ぬ誰か
もしこれから巡り会えたら、知り合えたら、
お互いがいい関係性でいられるように、
どうかよろしくお願いします
奇跡を活かせなかった?
もう一度起こらないかな?
奇跡は待っているだけじゃ起こらない
前提として、奇跡を起こすための努力が必要だ
ものにできなかった奇跡をもう一度起こしたいなら、
偶然に頼らず、自らの手で掴み取るのだ
そうすれば、奇跡は何度でも起こせるはずだ
待て、それはもはや奇跡ではなく、
努力の賜物なのではないのか?
こちらが何もしなくても、
たまたま幸運なことが起きるから奇跡なのだろう
奇跡をもう一度起こしたい場合、
本人にできることなどなにもない
できることといえば、ただ座して待つことのみだ
いやいや、そんな極端な
奇跡というのは努力だけで起きるものでも、
偶然だけで起きるものでもないでしょう
努力して発生する土台を作りつつ、最後は偶然に頼る
その結果起きたらラッキー、
というのが奇跡じゃないんですか?
もう一度狙って確実に起こすのは無理ですし、
ただ待っているだけでも、
もう一度奇跡を起こすのは無理だと思いますよ
三人はそのまま奇跡とはなにかの議論を始め、
私がどんな奇跡を待ち望んでいるかについては、
一切聞くことなく
私のことを置いてけぼりにして白熱するのだった
あっ、私は二人目の意見に賛同します
日が沈んでいく、たそがれ時
だんだんと暗くなる様は、
人に物寂しさを感じさせるもののひとつだろう
これから夜が始まるのだ
そんな中で私は、
寂しさとは無縁、周囲の薄暗さとは真逆の感情で、
軽やかに歩を進める
周りが暗くなっていこうとも、
私には一切関係がない
これから長い間会っていなかった友人と、
店で焼肉を楽しみながら
これまでのことや近況を語り合うのだ
たそがれに街が少しずつ暗くなっていくのは、
友人と会う約束の時間までの
カウントダウンのようで心がウキウキし、
夜だというのに私の心は真昼のような明るさだ
さあ、なにから話そうか?
向こうは何を話すだろう?
街は夜に染まっていく
今日も、昨日も、一昨日も、その前も
ずっと嫌な一日だった
毎日こんな感じなのか
きっと明日も悪いことが起こる……
そんな風に考えていたら、
よくなるものも悪くなっていく気がしたので、
無理矢理にポジティブにはなれないけど、
ちょっと自分の行動を変えてみたり、
できることはしてみようと思った
すぐに状況は変わらなくても、
少しずつ変えていくために努力すれば、
いい方向に近づいていけるかもしれない
落ち込みながら、それでも諦めずに進む
そうすれば、きっといつかの明日は輝くだろう
そう信じる限り、きっと明日も頑張れる