言葉は最も簡単に想いを伝えられる
けれど、言葉だけが想いを伝える手段じゃない
表情、動き、行動、作品
人は様々な方法で想いを伝えられる
だから、言葉だけに頼らなくていい
君を勇気づけたい、元気づけたい
君に大丈夫だと伝えたい
君には味方がいるのだと伝えたい
きっと今、この想いを言葉にしても
うまく伝わらないだろう
言葉はいらない
ただ、君の手を優しく握る
君に、この想いを伝えるために
何の連絡もなく、突然の君の訪問。
いつものことだ。
君はいつも突然来ては、僕を遊びに誘うのだ。
予定がある時はちょっと迷惑だけど、暇な時は僕も誘いに乗ってついて行く。
君は行き先を言わない。
僕の分の必要なお金を払ってまで、君はサプライズしようとする。
なんだか悪いけど、君はとても楽しそうだ。
君の行く先はいつも面白い。
僕を思いも寄らないところへ連れていき、世界を広げてくれる。
自分では絶対に行かないであろう場所でも、君に教えられた場所は常に楽しい。
君のおかげで日々を楽しく過ごすことができる。
でも、いつか僕も君を驚かせられるようになりたい。
君からもらってばかりじゃ悪いし、僕もサプライズを仕掛けるのは好きだから。
傘を差しながら、一人雨に佇む
バスが来るまで、まだしばらくかかる
あいにく誰かと一緒なわけではないから
会話をするでもなく、ただ待つ時間が続く
沈黙の中、雨の降る音だけが聞こえる
少し強めの雨だから、すぐ止むこともないだろう
普段なら嫌なはずの雨だけど
じっくり聴くと、この雨の音がなかなか心地いい
こんなに集中して雨の音を聴いたことはなかった
今まで気にもしなかった音
けれど、意識して聴いてみると、いい音だと感じる
自分が雨の音を好きだなんて思いもしなかった
バスはまだ来ない
今はこの音を楽しんでいよう
私の日記帳は
明日からのページは空白だ
すでに色々なことが書かれている
今日までのページとは違って
それらのページには何も書かれていない
明日はまだ来ていないのだから当然だ
未来のことは誰にもわからない
それはつまり
たくさんの可能性に満ちているということ
明日はどんなことを体験できるのか
このページにどんな文が書かれるのか
どんな可能性が選び取られるのか
心を踊らせながら私は眠る
向かい合わせに座る二人
その目にはお互いしか映っていない
この空間は二人だけの世界
誰も割り込むことはできない
しかし二人の間にある空気は
安らぎや穏やかさなどとは程遠い
二人の間で火花が散りそうな激しさを感じる
二人は真剣勝負の真っ只中
即座に戦況を見極め
休むことなく鈍ることなく
素早い動きでカードを場に出していく
それを観る周囲は
その動きが目にも止まらぬスピードに見えるが
二人には一秒一秒がとても長く感じていた
勝負は互角
ただのトランプ遊びのはずだが
二人は遊びにこそ真剣だった
楽しむことにこそ真剣だった
同じ実力
同じ価値観を持つ二人は
最大の友として
最大のライバルとして
全力でぶつかるのだ