まだ話しをしていたい
君と話すのはすごく楽しいから
この時間がもっと続いてほしい
お互いが飽きるまで語り合えればいいのに
けど、もう帰らないといけない
いつまでも話しを続けるわけにもいかない
名残惜しいけど、ここで一旦さよならだ
さよならを言う前に
次、会う約束を済ませる
話し足りなくて残念だけど
また会えるから、その時を楽しみに待っている
今度こそ、さよならだ
次に会う時もまた、たくさん語り合おう
きっと、次も楽しい時間になるだろう
さっきまで雨でも降りそうな空模様だったのに
空も私の心もあれほど曇っていたというのに
いつの間にか雲はどこかへ行き
空も心も一気に気持ちのいい快晴になっていた
空がきれいに晴れたものだから
心も一緒に晴れてしまったよ
つくづく自分は単純な人間だと思う
けど今はそんな単純さがありがたい
曇った心のままでは気分が悪い
雨が降っていたら余計に憂鬱だっただろう
天気に恵まれてよかった
この晴れ渡る心なら
なんだかいい方向に進んで行くことができる
そんな気がする
鏡よ、鏡
なんだか疲れ切った自分の顔がうつってるよ
ごめんな
お前もこんなネガティブな顔、うつしたくないよな
どうせならハッピーな顔をうつしたいよな
でも生きてると、うまくいかないこともあるんだ
いつでもごきげんってわけにはいかないんだよ
けどな、こっちだっていつまでも落ち込まないぞ
やつれた自分の顔を見て
このままじゃいけないなと思えたよ
鏡よ、鏡
お前が疲れた表情をうつしてくれるおかげで
明日は笑顔をうつすために頑張ろうと思えるんだ
一日だけ待っててくれ
明日はとびきり爽やかな笑顔をうつしてやるから
けど明日も疲れ切った顔だったら
その時はすまん、気長に待ってほしい
何度、捨てたいと思っても
いつまでも捨てられないものがある
いや、捨てないんじゃない
捨てることが不可能なのだ
普段は気にならない
むしろ自分にとって好ましいものだとすら思う
しかし時々、本当に時々だが
邪魔くさく感じることがある
こんなものが無ければ楽なのにと
そしてまさに今が
邪魔で捨ててしまいたいその時なのだ
辛くなるとそう思うことがある
だがこれを捨ててしまうと
悪い事のほうが圧倒的に多い
持っていると苦しいこともたくさんあるが
楽しいこともたくさんある
苦しみをなくすために
楽しみごとなくすことはできない
今は苦しいが
楽しい時だって訪れるのだ
きっと心や感情というものは
捨てる必要がないから
捨ててはいけないものだから
自分で捨てられないのだろう
自分が誇らしいと思えることはなんだろう?
特段、なにか人より優れた点があるわけでもない
偉業を成し遂げたわけでもない
なんとなくそんなことを呟いていたら
君が笑いながら言った
「僕は君と親友になれたことは誇りだよ
一緒に楽しく過ごせる相手を見つけられたんだから」
ああ、別に壮大なことを考えなくてもいいのか
親友と呼べるほどの相手と出会えたこと
そして今日まで一緒に楽しく過ごせていることは
誇りに思っていいことなんだろうな
これからも
君と親友だってことを誇れる自分でありたいな