夜の海といえば
月に照らされた穏やかで幻想的な景色を連想する
喧騒とは無縁のとても静かな世界
けれども海の中では
そんな幻想的なイメージとはかけ離れた
激しい自然界の攻防が繰り広げられている
食うか食われるか
食うか飢えるか
逃げ切るか食われるか
昼も夜も関係なく
海の世界は常に生きるための戦いで満ちている
そんな海の中に思いを馳せるのも
たまには悪くない
まわるタイヤから伝わる、道の感触
走りながら受ける、心地いい風
目の前には、きれいな景色が広がり
そのすべてが私を楽しませてくれる
自転車をこぎながら
常に変化していくそれらの、一瞬一瞬を大切にして
そこからわきあがる感情の一つ一つを噛みしめる
今日はどこまで行けるだろう
まだまだ、もっと先まで走れそうだ
明日はどこへ向かおうか
目的地もなく進み続ける
今日も明日も走り続ける
自転車に乗って
どこまでも
心だって怪我をする
体だけじゃない
傷は心にもつく
やっかいなことに、怪我した心は完治しない
治ったようでも、傷跡はふとした時に痛んでしまう
だから、心が怪我しないように大切に扱わないといけない
頑張るのも大事だけど
大怪我を負うくらいなら、思いっきり逃げることも必要だ
きっと、挑むだけが人生じゃない
踏み出す一歩が、逃げるためのものでもいい
挑戦し、何かを成し遂げるだけが価値あることじゃない
逃げたとしても、精いっぱい頑張らなくても、自分の心を守れたのなら
それは誇るべきことであり、きっと、とても価値のある素晴らしいことなのだ
僕は音楽に詳しくないけれど
君が奏でる音楽は心地良い
僕は楽器を奏でられないけれど
君が楽しそうに奏でている姿が好きだ
君の音楽は僕に力をくれる
大げさじゃない
僕は確かに君の音楽から元気をもらってる
楽しそうな君の姿に勇気をもらってる
僕は音楽に詳しくないけれど
君の奏でる音楽に
力が宿っていることは知っている
麦わら帽子といえば夏、青い空、強い日差し、そして数え切れないほどのヒマワリ。
その中で麦わら帽子をかぶる人たちのショーが始まる。
アロハシャツとサングラスでキメてる人もいれば、白いワンピースで王道をゆく人もいる。
子どもがカブトムシを持って夏休みを満喫する自分を演出しているさまも面白い。
向こうでは農具を持って農作業スタイル。
麦わら帽子のつばを片手でつまんで不敵に笑う、クールなポーズの人もいる。
そして、椅子とビニールプールも用意して、さながら金魚すくいの店の人というのもなかなかいいセンス。
麦わら帽子で色々な演出ができるものなんだなあ。