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1/18/2025, 10:57:13 AM

ー手のひらの宇宙ー

指先の感触を愛でるよう、そっと丁寧に触れると、優しさという宇宙が私の心を駆け巡る。

それは日常のさり気ない瞬間。
朝の冷たい水が肌に触れる時、観葉植物に触れる時、寝る前の柔らかな布団に触れた時。
そして、あなたにそっと触れた時。

この感触は、感覚は、私だけの小宇宙のようだ。
誰にも奪えない、奪われない、かけがえないもの。

どうか、なくさないように握りしめていて。

1/15/2025, 1:31:31 AM

ーそっとー

涙が流れた。

星空が美しくて、君を思い出すから。
叶わない、手が届かないと知ったから。

冬の風に吹かれて、冷たく濡れた頬を、
静かな夜だけが、そっと包んでくれた。

1/9/2025, 1:39:23 PM

ー星のかけらー

夜空に浮かぶ星々は、命を燃やして輝く。
星々が瞬く間に弾け飛んで、キラキラと音を奏でている。

さぁ、星のかけらを、拾い集める旅に出かけよう。
両手のひらから零れんばかりの星のかけらを集めるんだ。
そして、その星のかけらをこの胸に美しく飾ろう。
いつか、その輝きを手放すその瞬間まで。

1/8/2025, 2:11:17 AM

ー追い風ー

穏やかな冬の青空。
瞼の奥に焼きつくような、柔らかで眩い日差しが降り注ぐ。
冬の風が私の背中を押して、枯れ葉が軽やかに舞い上がった。
サラサラと音を立てながら、枯れ葉は空中で踊り出す。
それはまるで、この世界から贈られた祝福のようで、不思議な心地よさが胸に広がる。

風で乱れた髪を指先で整えながら、少し先の未来を見据える。
不安も悩みも尽きないけれど、風のように軽やかに自由でいれたなら、私はきっとどこへでもいけるだろう。

背中をそっと押す風に包まれながら、心がふっと軽くなった。
背中の風に導かれるまま、また一歩、私の未来を踏みしめた。

1/1/2025, 12:38:54 PM

ー新年ー


『新年、明けましておめでとう。』

この言葉の温かさを、今、改めて感じている。

大切な家族を失うことなく、新たな一年を迎えられたからこそ、伝えられる言葉だということ。

こんなに素晴らしいことはない。

歳を重ねるほど失うことも増えてくる。
その実感があるからこそ、この言葉の重みを感じる。

私は、このありふれた日常が、涙が出るほどに幸せだ。
どうかこの有り難みを忘れずに、今年も生きていきたい。

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