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1/15/2025, 1:31:31 AM

ーそっとー

涙が流れた。

星空が美しくて、君を思い出すから。
叶わない、手が届かないと知ったから。

冬の風に吹かれて、冷たく濡れた頬を、
静かな夜だけが、そっと包んでくれた。

1/9/2025, 1:39:23 PM

ー星のかけらー

夜空に浮かぶ星々は、命を燃やして輝く。
星々が瞬く間に弾け飛んで、キラキラと音を奏でている。

さぁ、星のかけらを、拾い集める旅に出かけよう。
両手のひらから零れんばかりの星のかけらを集めるんだ。
そして、その星のかけらをこの胸に美しく飾ろう。
いつか、その輝きを手放すその瞬間まで。

1/8/2025, 2:11:17 AM

ー追い風ー

穏やかな冬の青空。
瞼の奥に焼きつくような、柔らかで眩い日差しが降り注ぐ。
冬の風が私の背中を押して、枯れ葉が軽やかに舞い上がった。
サラサラと音を立てながら、枯れ葉は空中で踊り出す。
それはまるで、この世界から贈られた祝福のようで、不思議な心地よさが胸に広がる。

風で乱れた髪を指先で整えながら、少し先の未来を見据える。
不安も悩みも尽きないけれど、風のように軽やかに自由でいれたなら、私はきっとどこへでもいけるだろう。

背中をそっと押す風に包まれながら、心がふっと軽くなった。
背中の風に導かれるまま、また一歩、私の未来を踏みしめた。

1/1/2025, 12:38:54 PM

ー新年ー


『新年、明けましておめでとう。』

この言葉の温かさを、今、改めて感じている。

大切な家族を失うことなく、新たな一年を迎えられたからこそ、伝えられる言葉だということ。

こんなに素晴らしいことはない。

歳を重ねるほど失うことも増えてくる。
その実感があるからこそ、この言葉の重みを感じる。

私は、このありふれた日常が、涙が出るほどに幸せだ。
どうかこの有り難みを忘れずに、今年も生きていきたい。

12/24/2024, 3:04:20 PM

ーイブの夜ー

わたしは白い息を纏いながら、冷たい空気を縫って歩いた。
空を見上げると、星々が輝き、なぜか彼の存在をふと思い出し、涙が滲みだす。
それはなぜかというと、先日、彼には大切な人がいることを知らされたから。
私の愛は行き場がなく、持て余してしまった。
一度は彼を嫌おうとして、この恋心をなかった感情として消し去ろうとした。
それでも、私の心が収まることがなかった。
だからどうせなら、この想いはそのままで、ありのままでいさせてあげようと思うんだ。

意中の相手に伝わらない愛ですら、愛に間違いはない。
愛を温められる器量が私にはある印じゃないか。
伝わらない愛すら、それでいいんだと、自分の中の愛を赦そうと思った。
そんな愛を大切にするのは、自分を愛することであり、誰かと愛しあうための第一歩だと自分の胸に言い聞かせる。

そして私は、今日も冷たいコンクリートを踏み締めて、足早に帰路に向かった。

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