おむすび

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1/22/2026, 7:08:54 AM

特別な夜

今日はいつもと違う道で帰った。
今日はいつもと違う音楽を聴いた。
今日はいつもと違う番組を見た。
それだけで、少し楽しくなる。

この感情を言葉で表現することはできない。
けれど、どこか子供のような心を持った自分がいる。
何にも染まらず、何にもなれる…そんなこころ

それに気づいた自分と過ごす夜はいつもと違う特別な夜

1/14/2026, 10:28:49 AM

どうして

朝眠くて起きれないんだろう、
休みの日、何もなければ寝ることが一番の幸福に感じている。これは私の大切な時間なのだ。

どうして

人が自分より優れている点はすぐに気がつくのに、自分の長所には気がつかないんだろう。短所には気がつくのに

どうして

1人は好きでも孤独は好きになれないのだろう。周りに振り回されることにはうんざりするくせに

私たちはどうしてと思わないでは生きてゆけない。
だから毎日、先の見えない暗闇を歩く。不安に襲われ、恐怖を抱きながら
たしかに足は踏み出して進んでいる
でも、震えて 震えて 怯えて 立ち止まりたいと思うことが多すぎる


なのに、
どうしてだろう
明日に、未来に、光があると信じ続けている自分はいる。






 

11/25/2025, 9:28:26 AM

君が隠した鍵

ある日、千秋の部屋で年季の入った鍵を見つけた。気になったので、千秋に聞いてみた。『ねぇ、千秋。あの鍵は何なの?』千秋はポカンとした表情で、「鍵?」と答えた。
『あれだよ。本棚の3段目にあるやつ。』「なにそれ?ゆっきー寝ぼけてるの〜?」『え、、見えない!?鍵だよ!金属製の金色の鍵!!』「ないじゃん、そんなの」え〜、あるじゃんと思ったが、どうやら、彼女は何も知らないように見える。正直、半信半疑ではあるがこれ以上追求しても何も変わらないような気がして私はこれ以上何も触れなかった。彼女が部屋を出た隙に見てやろうと思ったが、その日は、彼女が部屋から出ることも、私が本棚に近づくこともなかった。

1週間後、また彼女の部屋を訪れる機会があった。しかし、鍵は本棚にはなかった。私の幻覚なのか、彼女が隠したのか。3段目の本棚には昔から読んでいる「女優のいろは」「演技のアマチュアとプロの違い」など、彼女の夢である女優にの本がぎっしり並んでいた。鍵は見当たらない。そういえば、もう少ししたらオーディションがあるとか言ってたな。「お茶菓子と取ってくる〜、昨日お父さんが出張から帰ってきてね!珍しいお菓子があるの!」『それは楽しみ!』「そうだ!ゆっきー紅茶好きだよね?淹れてあげるよ〜!少し時間かかるけどいい?」『いいの?やったぁ!じゃあ、お言葉に甘えて』「おっけーい!」千秋は一階へお茶菓子を取りに行った。ふと、この間の鍵のことを思い出した。そういえばあの鍵は何だったのだろう。この一人きりの空間で、自分の好奇心が押さえきれないのは仕方がない。千秋にはあとで謝るとして少し探してみるか。別に私は誰の家でもこうするわけではない。10年の仲である親友だからこそだ…自分でもよくわからなくなってきたな。
とりあえず探そう。

あたりを見渡していると学習机の奥側に箱らしきもの(実際には上に布が置いてありよくわからない)がある。布を取ってみると鍵穴の付いている箱と1週間前に見た鍵があった。正直隠すのが雑な気がした。あとは箱の中身が分かれば…!夢中になって鍵穴に鍵を差し込み箱を開けた。やはりこの箱の鍵だ!中を開けると4、5枚の紙類が折りたたまれていた。私は上の方にあった折り紙ぐらい折り目のある紙を1枚手に取り広げてみた。
……テスト用紙だ。しかも赤点。同じような紙はすべてテスト用紙だった。しかも折り目によって折ってみると見事な紙飛行機が完成した。千秋はこういう遊び心のある人だったなと改めて感じる。ミステリーの読みすぎだろうか、何か大事な物があると思っていたが予想外だった。まあ、ある意味彼女にとっては大事な物(親にバレたらやばい)ではあるけどね。
千秋はこれを隠すためだけに鍵と箱を用意したのだろうか?まぁ、テストの点が低いのを気にする時期かぁ、あと1年で受験生だし。

下から足音が聞こえてきた。

なんとか片付けは間に合い何事もなく終わった。
帰り道、私は鍵のことは忘れようと決めた。それと同時に申し訳なさが出てきた。自分も隠してるテストを見つけられたら恥ずかしいという気持ちは出てくる。それは相手が親友であっても同じことなのだから。


 ー夜 千秋の部屋ー
千秋が箱を開けた。彼女はテスト用紙をすべて箱から出し下から底にあった厚紙を取り出した。その下には一つ小さな手紙が入っていた。

千秋へ、
私は千秋の夢を応援する!
私はあなたの味方だよ。色々つらいことがあるだろうけどがんばってね!!

 雪音

手紙を読んだ千秋がそっと微笑んだ。


11/12/2025, 7:08:45 AM

ティーカップ



私は紅茶を淹れるのが好きだ。毎週日曜日の午後3時。夫と二人でお茶をするのだ。他愛ない話をする。お供は甘いお菓子に甘い紅茶、時には辛めのせんべいもだす。雰囲気に合わないがそれでいい。それが私たちのお茶会なのだから。

50年経っても今だけ変わらず日曜日に紅茶を2人分用意している。向かい合う席には笑顔の夫がいる。私はそれだけで幸せだ。幸せなのに、たまに考えてしまう。


まだあの人が生きていれば、今の話を聞けるのに。
けれどあなたは私に自分の分も生きろといった。それならば私は向こうであなたに再会したときにできる話を一つでも多く作っておきますね。

それでは、さようなら

またいつか、会いましょう。


10/28/2025, 9:49:15 AM

消えない焔

もう嫌になった。やめたい。投げ出したい。
こんなことを口に出してはいけないと何度言われてきただろう。
けれど今を生きていくためにはこんな日なしに生きることができるわけない。
自分が我儘を言っているのもわかる。

だから、今だけ疲れたことを口に出させてほしい。
明日からはまた自分の道を進むために歩き始めるから。
今一番若い自分の我儘だ。多少はいいだろう。

自分というものは焔のように不安定な存在だ。
小さく消えてしまいそうになることがある。
けれど、だからこそ大きくなることもきっとできるだろう。

そしてその焔は自分が生きている間は消して消えることはない。

気持ちが沈んでいても、何も考えていなくても、
私は私なのだ。そこに焔はあり続ける。

この私の中の消えない焔を一番大切にすることができれば
私はこの焔と共に自分の道を生きることができる。

これは誰にもない、私だけの道。
それだけは間違いないーー

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