ティーカップ
私は紅茶を淹れるのが好きだ。毎週日曜日の午後3時。夫と二人でお茶をするのだ。他愛ない話をする。お供は甘いお菓子に甘い紅茶、時には辛めのせんべいもだす。雰囲気に合わないがそれでいい。それが私たちのお茶会なのだから。
50年経っても今だけ変わらず日曜日に紅茶を2人分用意している。向かい合う席には笑顔の夫がいる。私はそれだけで幸せだ。幸せなのに、たまに考えてしまう。
まだあの人が生きていれば、今の話を聞けるのに。
けれどあなたは私に自分の分も生きろといった。それならば私は向こうであなたに再会したときにできる話を一つでも多く作っておきますね。
それでは、さようなら
またいつか、会いましょう。
11/12/2025, 7:08:45 AM