紫音

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10/19/2025, 11:25:13 PM

他愛もない話の途中に
君は笑顔で新しい曲のことを話す

会場に行くと緊張で固まっている君の姿

少し経つと君はもうステージで輝いている

笑顔で話していたあの曲を
こんなに真剣に歌っている君の姿を見て

私は不意に涙を流した


#君が紡ぐ歌

10/19/2025, 7:38:03 AM

霧を掻き分けながら
あなたの響く声を探す

霧の向こうにある微かな光

そこに手を伸ばしたら
光が消えてしまいそうな気がして
伸ばしていいのか分からない手が宙を舞う

触れられぬあなたを眺めながら
私はまだ光と霧の狭間にいる


#光と霧の狭間で

10/18/2025, 1:33:57 AM

音のない部屋で
砂だけが時を流れる

落ちていく砂は
ガラス越しでも分かる冷たさを持っている

全ての砂が落ちきった時
静寂と孤独に包まれる

そんな冷たい部屋を一瞬で温めてしまうのは
あなたのたったひと声

「ただいま」


#砂時計の音

10/17/2025, 4:18:57 AM

星が綺麗な夜
ひとつの通知音が部屋に響く

君からのメッセージ
君も星を見ていたらしい

夜空に光る星を見て
綺麗というけれど

君は自分がどんな星よりも綺麗なことに
きっと気づいていない


#消えた星図

10/15/2025, 1:03:15 PM

恋の中心にいるのは私で
愛の中心にいるのは君だ

恋は瞬間的な感情であり
愛は永遠的な感情になる

恋が燃えれば燃えるほど
愛という名のあたたかい灰が多く残る

恋した人がいたから愛する人がいるのだろう
その人はきっと
「近くにいて欲しい」から「いてくれてありがとう」に変わる人

愛 - 恋 = 信頼

#愛 - 恋 = ?

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