ジャングルジム。
昼休み。
わざわざ、てっぺんに腰掛けて。
小学生ながら、話ししてたなぁ。
四角だから、座れるのは4人まで。
なぜ、わざわざそこだったのか。
どんな話をしてた、とか。
もう、覚えてないけど。
その時は、それなりの理由があったはず。
今、登ったら。
何か見えるものも変わるだろうか。
秋恋。
だんだんと、空気が変わって来て。
夏が遠退いていく。
街の匂いが変わりだす。
秋は、鮮やかだ。
いろんなものが溢れてる。
実りの季節は、楽しみがたっくさん!
美味しいものを食べて。
キレイな景色を眺めて。
いつもと違う日常を。
ちょこっと取り入れてみる。
ずっと続けなくたっていい。
無理したって、続かないものは続かない。
そう思いながら、苦手な運動をしてみたり。
憧れの趣味に挑戦してみたり。
冬が来る前に。
年に1回。
一番恋する季節が来た。
時間よ止まれ。
なんて。
楽しいとき程よく思う。
嬉しいこと、幸せなこと長く続いてほしいから。
辛いことなんて来てほしくないから。
でも。
本当に時間が止まってしまったら。
自分はそこで動けるの?
まわりの時間は?
季節や天気は?
たぶん。
移ろいゆくからこそ、感じれるものがある。
きっと。
空が泣く。
空が泣くとしたら、雨だろうか。
シトシトと。
あるいは、ザァザアと。
もっとひどいと、ザァーっと滝のように。
嵐がきたら、風も雷も全部使って泣き喚く。
寂しくて、悲しくて、我慢出来なくて、溢れ出す。
そんな、空の涙につられるように。
憂鬱だったり、悲しくなったり。
時には、強すぎる勢いに怖くなったり。
そらが、伝える感情があるのなら。
私の心も、道連れに。
― あした天気にしておくれ。―
命がもえつきるまで。
輝いていられるだろうか。
満足できる自分でいたいものだけど。
最後は。
静かに。そっと。
ロウソクの火が消えていくように。
穏やかに。
終われたらいいな。