心の灯火。
どんなときに、ともる?
優しいさを感じたとき。
癒やされる空間に浸るとき。
安心感に包まれたとき。
美味しい料理に舌鼓を打つとき。
欲しいと思ったものが手に入ったとき?
案外ちょっとしたことでも、ともって。
でも、とても小さいから。
ちょっとしたことで、消えてしまう。
でも、あんまり強すぎると。
疲れてしまうから。
ロウソクぐらいの小さな火が。
心地いいんだ。
穏やかなぐらいが、丁度いい。
開けないLINE。
あぁ、嫌だ。
LINEだけじゃない。
メールも。
電話も。
全ての通知を無視したい。
ゆっくり布団に沈みたい。
お気に入りのクッションを抱いて。
何も気にせず過ごしたい。
でも、いつの間にか手の中にあるから。
見たくない通知も、見る羽目になる。
今だって、そう。
あぁ、嫌な依存症。
不完全な僕。
不完全が当たり前って思ってる。
だって、完全ってなんだろ。
何を持ってれば完全になれるの?
足りないもの、
欠けてるものなんて、たくさんある。
ちがうかな?
君から見て僕は、完璧ですか?
僕にとって不完全でも、君から見たら十分で。
僕が完璧って思ったって、君にとってはダメな僕。
それが当たり前って思うのは。
ひとりじゃ完全に、なれないから。
きっと、僕が不完全じゃなくなるときは。
誰かそばにいて、助けてくれるとき。
そう思う。
香水。
あんまり馴染みはない。
ちょっと憧れて、手を伸ばしたこともあったけど。
使い方もわからずに、机の上に置いたまま。
なんだか自分に合わない気がして。
時々取り出して。
甘い香りに癒やされる。
香りはとってもすきなんだ。
かわいいガラス瓶に。
大人っぽいグラデーション。
ずっしり豪華な大きなものから。
シンプルにスッキリしたもの。
カラフルに形を型どったものまで。
売り場に並ぶ、沢山の香水は。
やっぱり憧れて、いつかって思うけど。
きっと机の上に並ぶだけ。
言葉はいらない、ただ…。
目の前に立って
この世界に存在してくれている
それだけで…。
(会えないと知ってから。わかる、しあわせ。)