不完全な僕。
不完全が当たり前って思ってる。
だって、完全ってなんだろ。
何を持ってれば完全になれるの?
足りないもの、
欠けてるものなんて、たくさんある。
ちがうかな?
君から見て僕は、完璧ですか?
僕にとって不完全でも、君から見たら十分で。
僕が完璧って思ったって、君にとってはダメな僕。
それが当たり前って思うのは。
ひとりじゃ完全に、なれないから。
きっと、僕が不完全じゃなくなるときは。
誰かそばにいて、助けてくれるとき。
そう思う。
香水。
あんまり馴染みはない。
ちょっと憧れて、手を伸ばしたこともあったけど。
使い方もわからずに、机の上に置いたまま。
なんだか自分に合わない気がして。
時々取り出して。
甘い香りに癒やされる。
香りはとってもすきなんだ。
かわいいガラス瓶に。
大人っぽいグラデーション。
ずっしり豪華な大きなものから。
シンプルにスッキリしたもの。
カラフルに形を型どったものまで。
売り場に並ぶ、沢山の香水は。
やっぱり憧れて、いつかって思うけど。
きっと机の上に並ぶだけ。
言葉はいらない、ただ…。
目の前に立って
この世界に存在してくれている
それだけで…。
(会えないと知ってから。わかる、しあわせ。)
突然の君の訪問?
心臓にとても悪いので、やめてください。
…色んな意味で。
雨に佇む。
遠くの空のどんよりとした雰囲気。
少し冷たさを混ぜた、湿った風が吹いて。
不規則な強さの風の中に、雨の気配を感じる。
もうすぐ、雨が振りそうだ。
しばらくぶりの雨は、夏の暑さで灼かれた街を。
涼しく潤してくれるだろう。
風が、空気を運んでくれたら、
程よく湿度を飛ばして、過ごしやすいが。
さて、今日はそう上手くいくだろうか。
夏の雨は、突然降り出して厄介だけれど。
それが久しぶりだと安堵する。
晴れでも、雨でも、あんまり続くと嫌になるものだ。
かと言って、不安定な天気には文句ばかり言うが。
ポツポツと、雨音が響きだして。
あっという間に、目の前が覆い尽くされた。
アスファルトに、屋根に、植木に。
色んな場所に、落ちる雨で、色んな音がする。
普段は気にもしないが、案外雨音を聴いてみると。
おもしろくて、どこか、たのしい。
通り雨は、しばらくしたらいなくなる。
少しぐらいのんびり聴いていようか。
雨が降る、束の間の休息。