君の声がしたからそっちに足を動かした。ただそれだけ。なのに何で君はそんなに怒っているの?せっかく久しぶりに会えたんだからたくさんたくさんお話したいよ。何か言ってるの、?
でも、なんて言ってるのかわからない。やっぱり、もっと近くに行った方がいいんだよね。そう思って再び素早く足を動かす。なんだか身体が軽い。
「ねえなんて言ってるの…ひっ――」
まぶしい、、ここ…下水道の中?と思ったらたくさんの顔があって飛び上がる。どうやらまた死にかけていたようだ。もうこれで何回目?数え切れないほど瀕死を経験している。…ったく大変すぎるよ、ゴキブリの人生は!!
あ、食べ物見つけにいかなくちゃ
「そっと伝えたいな。2人だけの秘密にしようよ、ね?でも緊張してるの。そっと受け止めてほしい。」
彼女はそう言った。それと同時にバレンタインのチョコレートを僕にくれた。控えめに言ってめちゃくちゃ嬉しい。心臓が止まってしまいそうだ。いや、ここで死んでも悔いはない。
帰宅して真っ先に貰ったチョコレートを取り出した。可愛らしいいちごのマフィンだ。慎重に丁寧に口へ運ぶ。一口食べた瞬間、口いっぱいに上品な甘さと愛情を感じる――はずだった。
ここは、、ベッドの上だ。2月14日、8:00…え、寝坊した?
あぁもう最悪!!!
毎日星に願って眠りにつく
そんな役を引き受けた
全然わからない
星に願ったところで何が変わるのか
どうやって台詞を言えばいい?
どうか私に心をください
そう星に願って目を閉じた
アラームの音だ。脳に意識が宿り、何時なんだろうと時計を見る。ぼんやり映る午前4時を指す針。当たり前だアラームが鳴ったんだから。毎日毎日バカなのか私は
朝っぱらから変なことをたくさん考える私とは違って、夜明けは静かすぎる。私が世界を起こしてやろうかああん?
そんな私でも朝の時間は大好きだ。ストレッチして外に出てランニングをする。何にも言わない世界は、私に無駄な邪魔はしてこない。明日もちゃんとむかえられるかなぁ
私を、まだ君は知らないでしょ
はじめまして。って今日やっと友達になれるんだね
今日は人生で最高の日になるにちがいない
朝から世界一の美女に仕上げて準備完了
勝負の1日、いってきます!!
絶対に君の1番になってみせる