6/17/2025, 8:41:45 PM
水の奥
手を伸ばす
冷たい水
水面が立つだけ
奥の人には届かない
水をかき分ける
無駄
何も届いてない
6/16/2025, 1:30:48 PM
いくつもの国境が並んでいる中の
さらに細かく見たところ
地図の上、
鉛筆の線が細かい粒で、紙の凹凸の上に
乗せられているんだと、理解できるところ
そのずっと奥に、彼女は佇んでいる
草花をかき分けて
獣道
自身の理想を
叶えれてくれる女が
私の手元にこい
その女
視界の咲きは
暗闇か、色とりどりの花々か
はたまた…
…考えるのはよそう
6/15/2025, 12:04:48 PM
もう寝る時間だと告げられたように
マグカップの中のアメリカーノが冷えている
いい、まだまだ、
また紙を鞄から出し
インクで幾度となく
まだまだ
まだ、書けるのだ私は
構わん、そこで寝ていろ
君のことを書いてやるから
君を、千年後まで残す為に
千年後、君が忘れられぬように
美しい花のように、ひとときまたたいて
枯れていこうとする君のことを
私はなんでも綴ってやる
6/12/2025, 12:57:49 PM
出会ったとき電撃が体に走ったよ
好きになっちゃったんだ
愛しちゃったんだよ
真っ暗の中
泥にまみれて、雷に撃たれたような
泥沼の中に倒れて、窒息してしまいたい
君にはもう、いい人がいる
6/11/2025, 8:35:50 PM
灰色の空に向かって
両手を広げて
小雨でもかまわない
私の体に風穴を
カラスの鳴き声が聞こえる
電柱が、木のように凛々しくたっている