彼岸花

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5/7/2024, 12:13:06 PM

#初恋の日

初恋は、人間でなくてはいけないのでしょうか?

たとえば漫画のキャラクターだとか

自分の理想通りに仕立て上げた空想の人物だとか…

もちろん生活の中でも、初めて好きな人ができたのなら

たとえ異性であろうと同性であろうと

それは初恋といえると思います

小学生の頃、よく友達にこう聞かれました

“初恋はまだないの?”と

私は好きなアニメのキャラクターと出逢ったのが

初恋と言いましたが、友達は納得してくれませんでした

「アニメの世界の話じゃ、その初恋は一生叶わないよ」

そう言って友達は自分の初恋について話し始めました

その当時は、あぁ、そうだなぁと思っていましたが

今になって考えると、それも立派な

初恋なのかなと思います

恋をしている今が幸せなら、それでいいのです

現実的に叶わなくても大丈夫だと気づけました

だから、【初恋】というものを一概にコレだ!と

決めつけずに自分なりの初恋を楽しめばいいのです

初恋の概念は、人それぞれ違うのですから。

5/6/2024, 10:22:34 AM

#明日世界が終わるなら

明日世界が終わるなら

流した涙も無駄にならないのに

死にたい、消えたいって思ってる人も沢山いる

私もその一人だから

地球なんて滅びてしまえば

みんな楽になれるのに

どんなに嘆いたって、明日は来てしまう

それが現実

それが世の摂理

あーあ

悲しいな

5/5/2024, 10:19:21 AM

君と出逢って

きみと出逢って

人生が変わった

きみの太陽のような明るさ

つるつるの肌

そしてどんな時でもそばにいてくれる

そんなきみが大好きだ

今日もまた

君は僕の元へやってくる

真っ白な皿にのって

運ばれてきたきみをみつめる

今日も

目玉焼きの上で、卵の黄身が輝いていた。

5/4/2024, 1:35:52 PM

耳を澄ますと

あぁ、今日も聞こえる

深夜0時

真っ暗な窓の向こうから

イタイ…イタイ…って

男の人たちが話してる

痛い…?

しばらくすると、

何かを引きずる音が聞こえた

ズル…ズル…ズル…

数日後、またその声が聞こえた

でもいつもとは違ってはっきりと聞こえる

“この遺体、どうしましょうか…?”

5/3/2024, 12:46:52 PM

二人だけの秘密

まっさらなシーツが敷かれたベットから降りて、
今日も僕は彼女の元へと向かった

ガラガラガラ……

薬の入った点滴を持ちながら歩くのは大変だけど
彼女に会えるなら問題ない

ドアを開けると、可愛らしい寝顔が見えた

病室の時計は午前7:00を指していた
少し早かったのかもしれない

「起こしましょうか?」

看護師さんが聞いてきたが、
もう少し寝顔を見たかったため断った

彼女のそばにあった椅子に腰掛け
彼女の寝顔を覗き込む

やわらかく閉じられた目
雪のように白く、清らかな肌
微かにすーすーと小さな寝息が聞こえる

彼女を一言で表すとすれば、間違いなく
“小鳥”だろう

この幸せな時間をあと何回過ごせるだろう

手術は二週間後だ
僕も彼女も一緒に受ける

ただ1つ違うのは
僕は死んで、彼女は生き続けること

僕の心臓を彼女に提供するのだ

相変わらず彼女はすやすやと眠っていた
彼女と会えなくなるのは辛い

だけど、それ以上に
彼女が外の世界を見られるようになるのが一番嬉しい

二人だけの、秘密だ

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