遠くの街へ
今自分の住んでいる場所から
何万kmも離れた街に行こうとしたら
どのくらいかかるのかな?
きっと時間もお金もかかるだろう
もしもたどり着けたとしても
きっと疲れ果てている
でも何だか旅がしてみたい
インドア派の私でも時々そう思う
全てを忘れたいと
そんな時は
冒険系のゲームをしてみる
ゲームの主人公を自分に置き換えて
世界観を堪能して旅をした気分になる
何事にも無力な私には
それが一番いい方法
現実逃避
辛い現実から逃げたい
退屈な日常から脱出したい
だけど、実際に何をすればいいんだろう?
ストレスを忘れたくて、好きなものを沢山食べたけど
結局、太っただけだった
嫌なことを忘れたくて、布団にもぐって一日中寝たけど
眠れるどころか、ますます色んなことを考えてしまった
とにかく楽しみたくて、大好きなゲームをしたけど
時間はあっという間に過ぎ去って、楽しさは虚しさに
変わっていった
一時的に幸せだとしても、
「現実」ということに変わりはない
私達は生きている以上、現実に囚われ続ける
自由になれるのはいつの日だろう?
今はぐっと我慢して、いつかはこの牢屋から脱出できると信じながら歩んでいく
結局、何の解決にもならないけれど
それが一番なのかもしれない
君は今
大人になった私へ
君は今、ちゃんと生きていますか?
心がこわれていませんか?
だいじょうぶだよ。
私がそばにいるからね。
お仕事大変だと思うけどがんばってね!
小学生の私より
家の押し入れでふとこんなものを見つけた
小学生の頃に未来の自分に向けて書いた手紙だ
あの頃は確か、いじめにあっていた
毎日が辛くて、生きる意味もわからない
魂の欠落したような日々を淡々と過ごしていた
消えようとしたこともあった
だが、あの時に思いとどまったからこそ
今こうしてやりたいことができているのだ
『苦あれば楽あり』
私はこの言葉が好きだ
苦しいことを乗り越えた先に楽しいことがあると
信じ続ければ、少し生きやすくなる気がするからだ
私はこの手紙を部屋の壁にテープで
貼っておいた
また生きるのに辛くなった時に
思いとどまれるように
小さな命
部屋でテレビを見ていると
飼い猫がやってきた
無駄に寄り道せずに
まっすぐ私の膝に乗っかってきた
そしてすぐさま目を瞑る
5分と経たないうちに
寝息をかき始めた
番組がちょうどCMを挟んだところだったため
私は猫に目を向けた
小さな体の割には毛が多く
子猫特有のくりくりとした目を持っていた
口からはしまい忘れた舌がちょこんと出ている
それにほんのりと暖かい
なんとも可愛らしい生命体だ
私は今のところ独身で
将来も子を持つ気はない
だから命を預かることなんてないと思ってた
だけど、
それはヒトだけじゃない
動物もまた命なのだ
今も私の膝の上で
ひとつの命が輝いている
そのことを実感させるかのように
子猫は寝息をかいていた
Love you
ある日、女友達からLINEがきた。
『友達』
あなたと私が
いつも会えるのはきっと運命なんだなって
しんじてるんだ!だからさ、これからは
てを繋いで一緒に歩いてみない?それから、わたしが
るすにしてる時は会いたいってメールしてもいいからね
【俺】
???
えっと、大丈夫そ…?
『友達』
だいじょうぶだよ
いつもみたいに元気だし!むしろ昨日より
すずしくて
きもちいい日だと思うよ
【俺】
…ついに漢字変換もできなくなったのかΣ(゚д゚lll)
『友達』
ついにって何よ。
きっと
あなたよりは頭いいと思うけど
って、ちょっとあなたは鈍感すぎない?
てを繋ぎたいって言われたら普通照れるよ??
【俺】
うわっ 急に口悪くなったwww
『友達』
本気で気づかないの…?
【俺】
は?
『友達』
やっぱり鈍感だわ
【俺】
Why?
『友達』
縦読みして
【俺】
うん?
【俺】
!?
【俺】
へ!?
あいしてる だいすき つきあって
俺と!?!?
『友達』
他に誰がいるのよ…
『友達』
それで?
返事は?
【俺】
よーく読んでもよくわからない…俺ってやっぱり
ろくでなし
しくしく泣 こんなんだからいつも
くりぼっちなんだよなぁ…
『友達』
え…?
【俺】
縦読み
『友達』
!?
『友達』
あ
『友達』
ありがとう!!
独特だけど、
これが彼女の愛情表現なのかな(〃ω〃)
へへ
布団がいつもよりあったかい感じがした。