お題 : 真昼の夢
とんでもなく最悪な夢を見たよ。
簡単なことだけど、君が死ぬってだけの夢。
君にはとんでもなく苦労をかけているのに。
ただ、ただの私の判断でとんでもないトラウマを植え付けているっていうのに。
ごめんね。でも、君が好きだから「もう忘れて」なんて言いたくないんだ。本当はもっと普通の人生歩みたかったよね。なんで、なんでこの体は。
ただ、「同じものが好きだから」って理由で、関係も違うのに仲良くなって、一緒に歩いてたあの時。
どうやら、お姉ちゃんの刃先の鋭いシャーペンを使って道路で遊んでいた子供が、危なく見えたからって飛び込んで。そのシャーペンが目に刺さって、通りかかった車に足を轢かれて。
今、私は病院の天井を見ることしかできない。足も目も失うことはなかったけど、動けないし見れない。落ち着いて動けばよかったのにね。
…………あの時の君の顔、鮮明に覚えてる。
目を覚ましたら病室で、思うように目が見えなくて、ピントが合わなかった。けど、分かった。今まで見たことないぐらい、目に涙を溜めて、悲しい顔をしている君がそこにいたってこと。
日差しが強くて、晴天で。足の感覚も、片目の機能も分からず寝ている体に、暑さと汗だけの感覚があった。
そんな真昼の出来事に、同じぐらい辛い夢を見て、まだ片目が痛いのに情けなく泣いてしまっている。
ごめんね。本当にごめん。
夢の中でも最期に「無事で良かった」なんて言わせて。
私は、まだ貴方みたいに大人になれそうにないよ。
お題 : 風鈴の音
夏は好きになれない。
だけど、ふと耳を済ました時に聞こえるあの音。
暑い日差しの中に、ふと聞こえるあの音。
目を閉じた時、まるで異世界に言ってるような気分になるあの音。
あの音のおかげで……あの音のせいで、私は「夏も悪くないな」とふと思う。
お題 : あの日の景色
あの日の景色は、世界で1番綺麗だった。
あの日の景色のせいで、私は「まだ生きても…」と希望を持ってしまった。
そのせいで、貴方と出会えたことができたのはもちろん嬉しいですけれど。
あの景色を貴方の隣で見て死ねたらもっと幸せだった。
お題 : 願い事
他人とかどうでもいいし
私のことなんか忘れてもらっても構わない
だから
大嫌いなアイツらは死んで
大好きなあの子はずっと笑顔でいますように
お題 : まだ見ぬ世界へ!
何?どうしたの?
「仕事が辛い」?
「学校に行きたくない」?
「もう死にたい」……って?
あはは、それは簡単な悩みだよ?
私が「まだ見ぬ世界」への行き方を教えてあげる。
なに、苦しいことはないの。
ただ、摂取量に気を付ければいいだけ。
薬も摂取しすぎたら、それがどんなクスリでも死んじゃうでしょ?
さぁ、分かったらあとは簡単。
救われたくないの?
私はこれで救われたよ。
さぁ、おいで。
まだ見ぬ世界へ!
ずーっと待ってるね。