6/14/2024, 2:51:19 PM
目の前が暗くなって頭が痛くなって耳が裂けるように熱くなった。学校に行こうとするといよいよ立ってすら居られなくなる。みんなにとって普通のことが私にとっては普通じゃないのだ。
それはきっと、初めて纏足をはく人が砂漠の中を走れと言われているようなもので。
私の心は纏足のように縮められて壊れてしまうんじゃないかとくるしくなった
6/13/2024, 11:16:49 AM
梅雨 青と紫で彩られた花を見る。
枯れなんてひとつも見つからなくて、ただ綺麗でいきいきとした花が並んでいる。
夏に差し掛かった頃 久しぶりにあの花を見た。
青と紫で彩られていたのが嘘だったみたいに茶色に染っていた。
人間も、きっとそうなのだろう。
いちばん綺麗な時に終わることができる人は極僅かで、みんな枯れ初めて少し穢れてきた頃に一生を終えるのだ。
私は、そんなふうになりたくない。綺麗なまま、一生を終えたい。
いちばん綺麗な時期「18歳」
誰が決めたかも分からない。ただ、自然とそういう風潮になっていたのかもしれない。
明日で私は19歳だ。もっとも綺麗な時期を終える前に、私は散ろうと思う。
真っ赤な血で染まった手首を、お風呂につけ、そっと目を閉じた。
6/12/2024, 1:29:08 PM
さくらんぼ 好き
にんじん 嫌い
あの子 好き
あいつ 嫌い
そんな感情が、私にもあればよかった
6/10/2024, 3:07:35 PM
重い瞼を開けるとそこが現実であることから逃れられなくなる。鉛のように重い足を動かしてキッチンに辿り着くも食べるものなんてとうになかった。
裸足のまま靴をはき薄くよれたTシャツのまま外に出る。周りの目も気にせず大きな声で叫ぶと一日を始めようとする体がじんと暑くなった。