5/18/2024, 10:20:36 AM
「恋物語」
かつて身を焦がすほど
好きだった人が 人生の中で何人いたか
初恋から遡って数えて
私の年齢を割ったら
平均して 7年に1人
新規で好きになる計算だった(笑)
あと何年 生きて 残りの人生で
何人 好きになるのか
そう考えたら 相手が異性でも同性でも
動物でも 無機物でも
好きになれること
それ自体が貴重な体験だな
自分を好きになって慈しんで
誰かを好きになって恋を紡いで
あと何年生きて
いくつの物語を描けるのだろう
5/17/2024, 10:20:26 AM
「真夜中」
真夜中はわたしの友達
眠れなくても気にしない
夜中に目が覚めて
眠れなくなると
ネットが普及する前は
深夜映画や外国の通販番組を観てた
一人の時間
自由な時間
子供の頃から 真夜中は友達
静かで少し冷んやりとして
心地よい 秘密の友達
5/16/2024, 10:30:56 AM
「愛があれば何でもできる?」
出来ませんね
何でもできると言う人ほど信用出来ないし
もし貴方がそんな事を言ったなら
百年の愛も冷めると思う
貴方はあなたの世界を大事にして欲しいし
私の世界も尊重してくれる
貴方だから愛するのだ
5/15/2024, 1:14:22 PM
「後悔」
あの時 後悔なんてしないと
思った事を後悔している
ごくりと鳴ったその音は
誰の喉から出ていたのか
5/12/2024, 12:45:20 PM
「子供のままで」
夏になると着ていた
赤いタオル地の水着
胸元に カニさんのアップリケ
母は大きな麦わら帽子
小学生だった
おもちゃのバケツにシャベルを入れて
砂浜を走る
笑顔だった
笑い過ぎて 顔がブレていた
カメラを構えていたのは父
砂山を作ったのは姉
おもちゃのシャベルでトンネルを掘った
何がそんなに可笑しかったのか
ねえ君 大人になった私に教えておくれよ