お題 スマイル
ほら、笑って!!スマイル〜
わたしは笑顔が苦手だ
いや、苦手になってしまった
昔はよく笑う子だったはずが
いつしか毎日の忙しさに
悶えるうちに
笑えなくなってしまった
入社して数年、少し九州の方に
出張にいくことになった
せっかくなので、記念写真撮りません?
と言う君
何となく断れず、ぎこちなく笑ってみると
硬いですよ!もっと笑って〜はい!スマイル〜
その時、ひさびさに笑えた
そこから笑える日がだんだんと増えていった
まさかこんな日が来るとは
パパ〜こっちだよ〜!!カメラ見て〜はいスマイル〜
、、、うん、いいよすごくいい!いいのが撮れた!
ママに見せてくるね
あぁ、まさかこんな日が来るとは
お題 どこにも書けないこと
世の言う「スーパーダーリン」と
世の言う「ヤンデレ」なるものは
実を言うと一緒かもしれない
スーパーダーリンは
君のことが愛おしくてたまらない、もはや君を愛でることが僕の生活の一部になっているし、君に癒され、助けられている。君のいなかった頃の生活の何倍も鮮やかで幸せだ。
「君がいないと生きていけない」ほど君が好きなんだ
と言う“比喩”を使う
ヤンデレは
君がいない生活なんて考えられない、そんな生活を送る意味もないよ、君は僕の生きる理由なんだだから
「君がいないと生きていけない」と言う
実のところ時が経てば、どちらも「君のいない生活」を受け入れることができる。
生きていけないと言うが、実際には死にはしない
悲しみなき過ごしたあと
前向きに生きていくか、死んだ顔をおして生きるか
どちらの愛もよく考えると「重い」のは確かで
そのとてつもなく重く深い愛を
伝えるのか、理解してもらうのかの違いだ
だがしかし
ヤンデレと言われて、重いと言われて
少なくとも私はいい気にはなれない
愛への考え方は人の数よりある
なぜなら流動的に変わることがあるから
そんなものをもし
大声で世に語りかけて仕舞えば
振り返りまた追い越していくものに
何と言われるかわからない
どこにも書けない、書く気もないが
この話をもし誰かに話した時
相手がこちらに向ける愛が
とてつもなく重かった場合
私はどうすればよいだろうか
お題 前世
僕は前世の記憶がある
僕はある方に幼い頃から使えていた
その方は本をこよなく愛されて
音楽にも興味があり
学問にもはげみ
そして誰にでも優しい
、、、でも
うどんはあまり好きではありませんでしたね
わたくしはいつもそばで本の感想を聞くのが好き
でした
団子屋では少食で二串も食べられないのに
いつも流されて1串でいいと言えず
結局もう一串はわたくし食べていましたね
最後までお側に入れて幸せでした
「お昼どこで食べる?」
じゃあ、うどんは?
「、、、、ねぇ
うどん嫌いなの知ってるでしょ〜」
今世もお側に居られるとは
思っておりませんでした。
お題 愛情
貴方にむけた想いが
友情からいつしか愛情にかわっていた
そのことに気づいたのは
ここ最近のことである
いつものように繋いだ手が
貴方の冷え性の冷たい手が
私の心をより一層暖かくした
気づかないふりをしながら
静かに今日も春が来るのを待っている
お題 微熱
恋とはまるで熱のよう
時に苦しく時に暑く
時に寂しく時に冷たい
その夜さえ過ぎてしまえば
明日からは何もなかったかのよう
いっときの思いが覚めてしまえば
それは何もなかったかのよう
だから
この想いが覚めてしまわぬよう
微熱で悩む位が
ちょうど良いのかもしれない