お題 太陽の下で
ひまわりのような貴女
雲のような私
太陽の光で輝く貴女
それを遮る私
輝く貴女に近づけば
私は貴女から輝きを奪ってしまう
触れたくても
触れられない
届きそうで
届かない手
青空の下でうたう貴女を
せめて死ぬまで知りたくなかった
お題 夫婦
君と恋人になりたかった
春は花見
夏はお祭り
秋は美術館
冬はイルミネーション
季節ごとのイベントを
君とつ2人で恋人として楽しみたかった
そのままお互い大きくなって
将来君と夫婦になりたかったんだ
平和で幸せで自由で
土日は出かけたりなんかして
そんな日がいつか来ることを夢見て
君と僕は恋人同士
君は僕の彼女
僕は君の彼氏
だと思ってた
君は何も悪くない
いつものノリと勘違いしてもおかしくない
ずっとおもってたのは
私だけだった
ただ
それだけのこと
ごめんね困らせて
ごめんね1人勘違いして
ごめんね気持ち悪くて
ごめんね
貴女を好きになって
お題 衣替え
今年の夏
貴方がかわいいと言ったスカート
一緒に海に行った時履いたサンダル
お泊まりの時貸してもらったまま
似合ってるからあげるって言って
次また家に行ったらお揃いになってた
Tシャツ
貴方との思い出がいつだって私を助けてくれた
秋と言いながら寒すぎる日々
またもうすぐしたら去年もらったマフラーをつけて
お出かけする日が来るんだね
また貴方との思い出か増えていくことを
私は嬉しく思います。
お題 始まりはいつも
季節の始まりは、いつもあの子の声がする
「いやぁ〜、桜が満開だよ〜」
優しい“春”の訪れを
「暑すぎて死んじゃうよ〜、此処はまだ日陰だけど
それも暑すぎる〜〜」
麦わら帽子似合う“夏”を
「みてみて〜紅葉!もう木についてるのもぜーんぶ
真っ赤!もうそんな時期かー」
風が気持ちいい“秋”の日も
「もう、、冬だね、、、今年も早かったなぁ」
冷たい風が強く君を刺す、そんな“冬”も
もうまた一年たってしまったんだね
「あれからもう◼︎年たったんだね」
もうそんなにたってしまったんだね
「まだダメ?、、もうしんどいよ」
ダメだよ
「ねえ、、、、、、会いたいよ。」
あぁ、私もだ。
お題 世界に一つだけ
数えきれないほどの命が共存する中で
その中で今日も私は
どこかの誰かの人生の小さな幸せの一部を
大量生産している
この書類が次へ渡って、渡って
少しずつ大きくなりながら現実味を帯びて
いずれ誰かの小さな幸せになる
そういう私も
どこかの誰かに少しずつ支えてもらっているから
今日も生きていられる
「ただいまー」
「おかえり、今日は少し遅かったね」
「帰りに信号全部引っかかっちゃって」
だけれど、そのどこかのだれか支えだけじゃ
もうどうにも生きていけそうにない自分がいる
これは不特定多数への大量生産のものではなくて
私から貴方へ、日頃から絶え間なく送る
世界にたった一つだけの
“気持ちのこもったプレゼント”