私の好きな色はオレンジ
みんなを包み込む太陽のようでほっこりする色
私はみんなの太陽になりたい
これは私の友達への正直な気持ちをかいたものです
去年高校に入学し、新しい環境になった
不安だった私にあなたは話しかけてくれたね
部活も一緒で過ごす時間も一番多くて
私の心の支えだったよ
でもかわいいあなたは何も言わなくてもちやほやされて
あなたがいたから楽しいし学校にも行ける
でもそれ以上にあなたの存在に嫉妬してしまう
こんな私でごめんね
今まであまり恋愛経験がない私だが
1つだけ後悔していることがある。
あのとき告白していればなにか変わってたのかな
と私はときどき思う。
私は小学生になってすぐ近所の男の子のことが好きになった。その男の子は、放課後に毎日一緒に家で遊ぶほど仲が良かった。本格的に意識し始めたのは高学年になってからだった。その子も私のことが好きだと噂が流れた。でもそのときには恥ずかしくてあまり会話もしなくなっていた。
何度も告白しようかと思ったが先延ばしにしてしまった。結局気持ちを伝えられずに小学校を卒業した。
中学校では一切話さなくなり私の気持ちも冷めてしまっていた。
高校は別になったが家が近所のこともあり、コンビニですれ違うことがたびたびあった。
しかし、ある日彼が女の子と歩いているのをみた。
告白していれば隣にいるのは自分だったのかな。
結局私は彼を諦めきれていなかったらしい。
今でも、買ってもらったばかりの折りたたみ傘で相合傘をしながら家に帰ったことを夢に見る。
創作物語「落下物」
私たちの街にはいろいろなものが落ちてくる。
帽子に鞄、ネックレス…ときには札束なんかも落ちてくる。
落ちてきたものは市役所に届けることになっている。届けられたあとのことは秘密にされていて落下物の行方は誰も知らない。
ある日の登校中、手紙が落ちてきた。手紙は風船にくくりつけられていて誰かが意図的に飛ばしたようだった。
手紙には宛先は書いていなかった。誰もいないことを確認して手紙をみると〚これ以上落とさないで〛とだけ書かれていた。
この手紙の真相がわかったのは数年後、私が高校を卒業し、市役所の落下物対応課に配属されたあとである。
私の街は空中都市だ。
少し前から人口爆発が起き、それに伴う死者の弔い場所の減少が問題となっていた。
後で知ったことだが、処理に困った遺産の多くを争いが生まれないように街から落としていたそうだ。
同時期から多発していた落下物の処理も同様に行っていたのだ。
もしかしたら私たちの街の上にも街が続いていて落下物は遥か上から落とされていたのかもしれない。
上にある街の誰かの大切なものだったかもしれないと思うと、なんとも言えない気持ちになってしまうのは私だけだろうか?
未来っていうのはたぶん
この先の自分の選択でころころ変わってくものだと思う
もちろんこうなっていてほしいなっていう願望はあるし、逆にこうはなりたくないっていうこともある
いい大学行って、いい仕事について、結婚して
それが一番とも思わない
まだ、高校生で先のことなんてわからないけど
死ぬときに「いい人生だったな」って思いたい
今は楽しいことよりも辛いことのほうが強くて
もしかしたら自分の選択は間違ってたかもと思うけど
自分が決めたことはどんな形でもやりきりたいとは思う
生きてさえいればなんとかなる
軽い気持ちで明日も乗り切ろう