10/25/2023, 3:31:22 PM
私の不義理と至らなさで疎遠になってしまった君を見かけた。ゆっくりとした足取りで、子の手を引いて歩いている。あの足取りを選ぶような優しさを、慈しみを、私は持つことができるだろうか。
10/24/2023, 1:08:44 PM
何の問題もありません。お気になさらず行ってください。早く行ってあげてください。私は追々向かいます。この瞬間が今生の別れになったとしても。それでも追々向かいます。あなたと共に歩くにはこの足に履かせる靴がありません。この心臓も満足に動きません。それでも追々向かいます。
そのすべてを無言の瓶に詰めてこの川に流す。同じ川に二度と入ることはできない。その事実にすべてを賭けている。今からあなたのもとへ向かう。裸足で向かう。行かないでという言葉はこの胸に杭で打ちつけてある。だからまだ心臓は動く。これだけがわたしの生者としてのよりしろである。
10/23/2023, 10:41:16 AM
ここであなたは生きていけませんでした。曇天を探して、雨天を探して、嵐を探して、誰も預かり知らぬところへ行ってしまいました。この青によって失った温もりを、どうして忘れろと言うのです。
10/22/2023, 11:41:23 AM
季節感がない。私は半袖、君は随分と着込んで膨れている。この身にうずまく熱を、君と分かち合いたいと思ったことはない。それが誇りだ。分かち合わずとも隣にあることができる。それが。
10/21/2023, 3:22:26 PM
声が枯れるまで泣いたところで涙が私たちの喉を潤すことはない。声が枯れるまで怒ったところで音にならなかった震えた空気は激情を捨てやしない。声が枯れるまで笑ったところで私たちのかすれた笑い声はきちんと互いの耳に届く。応えてよ。