窓越しに見えるのは
暖かい家族の姿
夫婦は穏やかに子供たちを見ており
子供たちも元気よく笑っている。
あぁ、あぁ、、
私がほしかった理想がある。
私は生涯を共にすると誓った
貴方に裏切られ
理不尽を突きつけられている。
決断も、行動も、何もできない
私は苦しむだけ。
あぁ、私にお金があれば。
あぁ、私に決断力があれば。
あぁ、私に行動力があれば。
あぁ、私に勇気があれば。
あぁ、私に、、、。
窓越しに見えるのは
絶望と不安を浮かべた
私の顔だけ。
いっそ、死んでしまおうか。
いっそ、殺してしまおうか。
憎しみに染まる日はそう
遠くはない。
窓越しに見えるのは
小さい頃の私は
胸いっぱいに透明な花束を持っていた。
それは、あまりにも綺麗で、
大人達や友達は無情にも
素手で触っていった。
段々と透明さを失くして、散っていく。
私は悲しんだ。
周りは、綺麗でなくなる花束を見ては
興味をなくし離れていった。
なぜ、なぜ、私から花束を奪うの?
私の大切な花を散らしては、
知らんぷりをするの?
私の綺麗な花束は
赤黒く、孤独な色になる。
触れた相手を傷つける棘と毒を含んで。
やめて、もう、触らないで。
一生懸命、自分を守るための自己防衛。
か弱く脆い私の花たち。
お願いもう、傷つけないで。
繊細な花
どしゃ降りな雨の中
私は赤い傘を広げる。
貴方も雨の中
緑色の傘を広げ歩いている。
いつしか
私と貴方の傘は交ざりあい
カラフルな傘になった。
ときが流れ
貴方は赤色がない傘をさして
あの子と道を歩いている。
せめて、私の傘を返してください。
壊れていて使えない。
私は雨に打たれて死んでしまう。
私がどうでも良いのは
よく、分かりました。
ですが、あまりにも残酷すぎる。
せめて、傘は返してください。
壊したままにしないでください。
どしゃ降りの中
私は歩くこともできぬまま。
いっそ、貴方の傘も
壊してやりたい。
相合傘
最悪だよ
どうしたの?
席替えで周りに話せる友達がいない
話せるようになってみたら?
みんな話がつまらないから
私、無理なんだよね
あなたが最悪って思っても
誰かは最良だとおもっているよ?
でも、私からしたら最悪だよ
へー、だからなに?
え?なに、ムカつくんだけど
うん。私ね席替えをしてあなたと
近くになったこと、最良だよ
私の友達を虐めて追い込んだ
あなたと近くになれたんだから
これから、よろしくね?
楽しくしようね?
最悪
正直さ
もうやめたいんだよね
自分を責めるの
なんか、自分を責めたら
安心しちゃってさ
自分で自分を責めてるんだから
周りは黙っとけよ何も言うなよって
思いながら自分を責めてることに
気がついたよ
反省せずにさ
私を責めないでっ嫌わないでって
表現しているみたいで
正直、私は汚い人間だって
気がついたよ
正直