初恋の日
それは遠い記憶
好きな子の顔を見るだけで
鼓動が鳴り止まなかった
私は初恋の日から一度も
新しい恋をみつけていない
初恋が終ってしまってからは
ずっと恋に恋している
そんな状態だから
恋愛と正面から向き合えない
好きという気持ちが
どんどん理解できなくなっていく
完璧な日など滅多にないけれど
ひとつでも心から笑えることがあったら
生きていて良かったと思えるんだ
明日世界が終わるなら
遅刻しそうな時間に起きて
必死に向かい風の中で自転車をこぐ私は
なんて面白いのだろう
明日世界が終わるなら
いつも忙しいのに
今日も私に話しかけてくれる友達の存在は
なんてありがたいのだろう
明日世界が終わるなら
あなたも気づくはず
世界のすべてが奇跡でできていることを
君と出逢って
君の声を聞いて
君と話して
君と触れ合って
毎日君と一緒にいた
君はどこまでも純粋で
君の心は温かくて
君は自分も周りの人も同じぐらい大切にできる
とっても素敵な人だったんだ
そんな大事なことに今さら気付いたんだ
もう一度会えたなら
こんな私を笑って許してほしい
どうかあの頃より幸せに生きていてほしい
耳を澄ますと聞こえる
いろんな声が聞こえる
どこにでもある会話が耳に焼き付いて離れない
寝たいのに胸がざわついて寝れない
本当はあなたの声が聞きたいけど
耳を澄ましても聞こえない
あなたが大丈夫と言ってくれれば
私はきっと大丈夫なのに
あなたのぬくもりさえあれば
私はやっと深い眠りにつけるのに
あなたのような存在がどこにもいない
私は君を未だに忘れられずにいる
あの頃の君は私のことが好きで
私も君のことが大好きだった
私はもう二度と
あの頃のように人を好きにはなれないだろう
好きなものをずっと好きでいるためには
私達は別れなければいけない運命なんだ
これは二人だけの秘密