5/10/2024, 4:40:58 PM
「素敵な女性になりたい」
彼女はそう言って何処かを見詰めていた.
「私ね,18になった瞬間から始めたの」
「お金無くてさ。
親公認なんだよ(笑)やばいっしょ?」
声を笑わせるので背いっぱいな詰まった声に
僕は思わず抱きしめた.
なめらかにグラデーションのかかった瞼
僕を吸い込むような真っ黒な瞳
それなのにどこか鮮明さを感じさせる睫毛
アゲハ蝶の様に素敵な貴女は風俗嬢だ.
僕には貴女を捕まえれなくて,
でも,貴女に触れたくて触れられたくて.
春の貴女に逢えないのだろうか.
モンシロチョウの様な優しい貴女に.
-「モンシロチョウ」
5/8/2024, 3:12:44 PM
「人付き合いのためには,な」
そう貴方は答えた.
その甘臭い匂いに包まれる貴方が好きだった.
貴方に近づきたかった.
包まれたかった.
愛されたかった.
僕は貴方に抱かれたい.
「お前を煙で消したくなかった」
そう言う貴方の横顔は見えなかった.
- ''一年後''
4/30/2024, 5:42:11 AM
貴方の香りがした.
通りすがりに香る貴方の匂い
とてもいい匂いなの.
桜の香りがした.
通りすがりに香る桜の匂い
貴方の匂いなの.
香りが散った.
何処か遠くに.
貴方を感じれない程に.
- 風に乗って
4/23/2024, 3:18:09 PM
貴方に呼び出された.
女子高校生を身に纏った私は,
大学生の貴方がとても素敵に見えた.
そして顔立ちもとても素敵だった.
恋模様と言うであろうか 私
心模様を見せないであろう 貴方
私は身を委ねる
- ''今日の心模様''
4/22/2024, 3:24:56 PM
貴方との会話は何時も何気無いもので終わって
偶に愛を交えて,偶に夢に落ちて.
貴方は気まぐれだから,
今度こそ戻ってこないと思った.
だから
たとえ間違いだったとしても,
この感情を失いたくない.
- ''たとえ間違いだったとしても''