NoName

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10/19/2025, 6:38:04 PM

君が紡ぐ歌
本を眺めていても
外を歩いても
朝の文字盤を眺めていても
君との思い出が脳裏に浮かぶ

目に入った小説の15ページ
ヒロインが放つ何気ない一言

よく話を交えながら
ふざけて歩いた道筋

なかなか起きなくて
文字盤の代わりに声をかける声

全てに君がいて…

その度に君がよく歌っていた歌が
流れるんだ

10/7/2025, 3:00:46 PM

静寂の中で
ボッーとしてみて
これが
今の情報過多社会を生きる若者に
どれだけ難しい課題なのか我々はあまり知らない

意外と難しいだろう?
5分も経たぬうちに
だいたいの人は頭の中に煩悩が浮かび上がる
曲や自分の好きなことや嫌だったことなど

その浮かんだものは
無意識のうちに色んなタスクで隠れていた
本心だ
心の声だ
静寂の中でこそ本心が浮かび上がる

9/19/2025, 7:37:12 AM

世界が終わるなら徐々に終わるが迫るんじゃなくて
一瞬で痛み無く終わって欲しい。

9/15/2025, 1:43:40 PM

センチメンタルジャーニー

隣接した市が都市化し
自然と我が故郷も都市化していった

高校生になった私は
自宅と学校をただ往復する日々だ

だがふと用事がでできて馴染み深い道を歩くと

苔や汚れが積み重なった思い出の遊具は
全て新しいピカピカの遊具に変わり
水溜まりで笑いあった道は水が入る隙もなく
綺麗にピシッとしている

諸行無常の理からして
ここで切なさを感じるのは無粋だと思うが
それでも感じてしまう

ガキながら歳をとったなと思った

8/3/2025, 9:58:44 AM

波にさらわれた手紙は
二度と帰ってこない。
淡く母なる海に全てを消され
綴った思いすらも他者の餌になるんだ。
そこにさらわれたものは何も返ってこない
住宅も、見慣れた路地も、看板も、
この頭に刻まれた思い出の公園も、
全てを無に帰す
家族さえも
まるで何も無かったかのように。

私の全てを奪った海に
今日は身を任せてもいいかもしれない
私の憎しみも思い出も心も
聖なる場所を置いて生き残ってしまった体も
全部…さらってくれよ…頼むから
なんでこんな時だけ…穏やかなんだよ…

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