1年経っても、私は当たり前のように息をし、当たり前のように食べ、当たり前のように走り回り歩き回る。そして、当たり前のように寝るのだろう。
何も変わらない。変わるとしたら街並みだな。
時間は何もせずとも変わるが、人は変わりたいと思う心がなければ変わらぬ。そういう生き物だ。
だから私は、変わらずとも良いという心を持ち、つまらない文章を書くのだ。
お題:1年後
初恋とは、この世の「言葉」という凶器と同等かそれ以上くらいに恐ろしい呪いであり毒です。
蝕みます。私たちの体を。少女漫画のようにはいかないのです。いいですか、恋はしてください。しかし二十四時間三百六十五日疑いなさい。そうすれば楽です。人は疑うもの、恥ですが、私にとってはそれが延命装置なのです。
私は、初恋は胸が高鳴りましたが、今考えると、空っぽのものに固執していた自分を心底軽蔑してしまいます。
お題:初恋の日
明日世界がなくなったら、息が出来ないから息を吸おう。
明日世界が無くなったら戦争が無くなるから幸せだ。
しかし、住むところも無くなるから死ぬ。
天国に行けるように……それが私の願いだ。
地獄に行くことは分かってるけど、極楽浄土に行けずとも、天国に行きたい。
生まれ変わったら……というのは神様に任せる。
【お題:明日世界が無くなるとしたら、何を願おう。】
キミと出逢ってから私は変わりました。
私は狂気を知ることが出来ました。しかし、それを歪んでいる、狂ってると分かっても、以前思ってた、気が狂うかもしれないという根本的な問題には程遠く、差程異常だと気づけませんでした。
君と出会ってから私は変わりました。
人を信じられなくなりました。演じるようになりました。私は道化であり、役者です。ありとあらゆる役を演じる、滑稽なピエロです。滑稽な役者評判記を破り捨てるだけの人生で、何かを得ることが出来ましょうか。それは虚しさ、ただ苦しいだけの人生に、満たされる感覚はありません。考えなければいいのです。
私は、どんなに明るいお題でも、こうしてネガティブな文に変えてしまう者であるから、幸せは得られないのです。食事もそう、心から本気で好きになれず、幸せになれず、私はただ血を見て、衝動を抑えるしかないのです。
【お題:君と出遭ってから、私は・・・】
野原に寝転んで、見たのは空。
広い空……と思うだろう、しかし実際は監獄である。
精神病院でもある、私には隔離病棟であるのかと疑ってしまう。見上げて落ち着くが、憂鬱になる。
自分の選択肢が広がる分、その分だけ葛藤を広げるばかりで、苦しかった。辛かった。息苦しかった。空を思い出すと瓶に詰められたような息苦しさがある。
あれを広く美しい空と呼ぶ人達の思考が理解できない。
ここは檻だ。世界という名の柵のない監獄だ。
瓶に詰められたような閉鎖感に包まれた息苦しさの後に、縄で首を絞められてるような息苦しさが同時に、または交代で私を苦しめる。
見る夢も、悪夢や暗闇の夢ばかり。どうしたら良いんだ。
しかし、「助けてくれ」と言っても、エゴに塗れた言葉だけで、助けてくれないんだろう?余計に苦しむだけだ。
---目を閉じれば浮かぶ光景。それは、暗闇。
目を閉じてるから当然だが、楽しい事を思い浮かべることを、期待することを諦めているせいか?
それでも私の生活に支障はない。
けれど、暗闇の道をただ歩いているだけ。
目を閉じても目を開けても暗闇の道を歩いているだけ。精神的と物理的の違いで、息苦しいのには変わりないが、目を開けてる方が辛いさ。
……本当に憂鬱な時間だな。私はそう思い、目を閉じて夢を見た。期待はしなかった。いや、逃げてるだけなのか。そんなことはどうでもいい。せめて、夢の中だけは楽しければいいな。
【お題】大地に寝転び雲が流れる・・・目を閉じると浮かんできたのはどんな話?