9/11/2025, 10:28:31 AM
思うままに
タキシードに溢したplonk
くたびれた其れは
ヴィンテージが奏でる
赤を食べて
燕尾の裾に溜まった
ざらざらの声々を
嚥下する。
( Cracked,
Cracked )
「香水瓶はとうに割れて
塩の香りは
床に染みてしまいました。」
あの頃の赤は、もう掠れて
思うように想うことも
きっとままならない……
記憶の隅にある鼻腔で
ふと燻る
夜上がりのPerfume
9/8/2025, 7:16:29 AM
酸性雨の降る夜に
真昼の月のように
安寧に照らされた
小さな部屋の中で
両耳に
おててで
フタをして
どちらの[心の臓]の音かも
わからなくなる感覚を__
ちょっとの間だけね?
ひとつまみのホワイトノイズ。
9/5/2025, 10:08:41 AM
音を感じる感覚器官
貴方の両手で
遮断して
わたしの
生きてるって証拠を
モノクロの頭蓋骨に響かせて
閉じ込めて、ね?
交差点の信号機
青から紫に変わる日が来ても
きっときっと、許してあげるから。
「こんなことで
呼吸の仕方を忘れるなんて。
ぼくが居ないといけないね?」
そんなモノローグで慰めて
お願いね
9/4/2025, 6:39:28 PM
産まれました2025/09/04
9/1/2025, 2:55:36 PM
ガラス細工の海月は
鳴かないよ
唯、
生きていたときの
ぬくもりを忘れきれずに
ゆ ゆ
ら ら
おみずに
成っていく
アナログな
竜の落し子みたいに
機械仕掛けの
車 輪で
息ができたなら