Nei

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思うままに
タキシードに溢したplonk
くたびれた其れは

ヴィンテージが奏でる
赤を食べて

燕尾の裾に溜まった
ざらざらの声々を
嚥下する。

( Cracked,
Cracked )

「香水瓶はとうに割れて
塩の香りは
床に染みてしまいました。」

あの頃の赤は、もう掠れて
思うように想うことも
きっとままならない……

記憶の隅にある鼻腔で
ふと燻る
夜上がりのPerfume

9/11/2025, 10:28:31 AM