春雪(ひつじ)

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3/27/2024, 3:11:44 PM

お題「My Heart」
私の、心。
My Heart、私を動かす糧。

あぁ、神よ、私は今日も生きています。

この、糧となる心臓を囲んで、閉じ込める。
自由を選んではいけない。

My Heart、私は君の自由意志を尊重出来ない。
My Heart、私は私を自由に出来ない。

誰かが言った。「私は鳥になるのだ」と
自由意志の証明。

私は、私は証明したい。
この重い血肉を手放して、白い羽を持つ事を、神は、果たしてお許しになられるだろうか。

My Heart、私は羽を手に入れるのだ。

3/26/2024, 2:42:46 PM

お題「ないものねだり」

ないものねだりはしない。
というか、したくない。
だって、望んでも手に入らないなら最初から望みたくないから。
そんなの、辛いから。

超能力とか、異能力とかもそう。
権力とか、才能とか、親からの愛とかもそう。
どんなに望んだって、望むだけじゃ無理。

それぐらいなら、望むくらいなら努力する。

でも、愛は無理。
俺を、心から愛してくれる人なんて居ない。
友達に言われた言葉
「あいつら、俺には友情を向けてるけど、お前には愛情を向けてるよな。羨ましい」

果たして、本当にそうだろうか

前に、調べていたら出てきた言葉。
「みんなが好きなのは果たして君かな?
みんなが好きなのはいつものヘラヘラしてる君じゃないかな?きっと、今の痛々しくて弱い君なんて、誰も見ちゃくれない」

なんとなく、頷けた。

普通なら「いや、でもそれでも好きで居てくれるやつが本当の友達だろ!!」とか「そんなこと、みんな思ってないもん!」とか言うんだろうな。
でもさ、やっぱり打ち明けられないし相談もできない

コミュ力があって、優しくて、ツンデレな俺が好きなんだろうって。
じゃあ、どれもなくて面白くもなんともなくて、ただただ痛々しくて、惨めな俺だったら?

うわぁ〜ってなるよきっと

ごめんね、信用出来ない。
だから、ないものねだりは出来ない。

3/25/2024, 12:16:16 PM

お題「好きじゃないのに」
友達と複数人で喋る時、話す時
俺はなんとなく毒舌な事が多い。
盛り上がってるからっていうのもあるんだろうな

例えば
中三のある男子がみんなの前で
「な、なんで俺じゃなくてこんな奴の味方すんだよ!!」って言うから、本当だったら
「ごめんね、俺で。でも、みんな君のこと好きだと思う」って言うんだけれど、討論に近かったから

それに、みんな見てたから

「お前より俺の方が人気だからに決まってんだろ!?それぐらい分かれよwww」って
その後、お決まりで毎回「はぁ!?」って帰ってくる。あいつ、話盛り上げるの上手いからなぁ、、

みんなの前で、俺の事好きだろ?とか俺の事嫌いなのぉ!?って聞かれるんだけど
「はぁ!?じゃあ逆に手前らの何処がモテるのか、俺にゃさっぱりわからんよ!」とかって煽る
そうすると、またお決まりの「はぁ!?」が帰って来る。

でも、1体1の場合は違う

いい感じの雰囲気で「俺のこと、好き?」って聞かれる。男友達はよくある。
でも、それで「好きだよ!」とでも言おうものなら引かれる。
俺のキャラはツンデレで毒舌で俺っ子。
で、1体1の時は無理やり盛り上げようとしないので大人しい感じで優しい感じ。
ギャップなんだろう。
だから、何回か「さぁね」とか「どうだろう、嫌いかもね」とか言って焦らす。

で、頃合になった時とか相手が寝たフリしたであろう時に「好きだよ」って囁いて、、
それがたまらなく嬉しいらしい。

ごめんね。嬉しいよね。
でもね、好きじゃ、ないかもしれないんだ。
ごめんね、好きじゃないのに。ごめん。

3/20/2024, 12:38:52 PM

お題「夢が醒める前に」
夕日に照らされた白い軽自動車。
ゆっくり走る車を囲んでいるのは、同様、夕日に照らされ黄金の輝きを放っている稲だった。
とても大きな田んぼに囲まれた、少し古びた誰かの家。
覗いてみれば老人夫婦らしき人物が見えた。
2人は“俺に”気づいていたらしく、手を振ってきた。
手を振り返す俺。

「あれ、眠たい」
まだ5歳くらいで、遠出だったので疲れてしまったのだろうと勘づいた。
でも、ここで寝てしまったら2人と話せないかもしれない。
でも、眠たい。

「おやすみなさい」
そう、言った気がした。

目が覚めたら夜の高速道路を走る車の中だった。
まだ重い瞼を擦っていたが、ふと蘇る。
両親2人に「あれ、おじいちゃんとおばあちゃん家には行ったんだっけ、、、?寝ちゃった、、?」

俺が聞くと2人は怪訝な顔をしてその後不意に笑いだした。
「何言ってるの?ww行ってないわよwww夢に出てきたんじゃない?」と母親。
夢、、、?そうなのかな、、夢なのかな。

きっとそれは夢でした。
でも、ただの夢じゃないことも分かります。

だって、あれから全く悪夢を見なくなりましたから

3/19/2024, 3:32:29 PM

お題「胸が高鳴る」
歌が好きだ。ダンスが好きだ。
ヘッドホンをつけて、携帯端末と繋げて、好きな作曲家さんの曲を流す。
最初はあまり気が進まず、体が硬い。
独りだけれど恥ずかしいし、考えながら踊るため難しく感じる。

少しすると体が温まってくる

聞いているのは好きな曲を更に厳選したもの。
何十何百と聞き入って踊った曲。
だから、何となくコツは掴んでくる。
まだ「あ、動きやすいな」くらいだけど
考えたことを実現出来るようになる。
楽しい でも、

なんだろ、高鳴りを覚えるっていうのかな

だんだん踊ってると集中力が上がってきて、歌詞が可視化する感じで、でも体が熱くて激しくて、動きたいように動けて考えなくてもコツを掴んで勝手に動く。
高揚感が湧き上がって、歌詞と曲調に体が操られてるというか嬲られる感じで。
「次はどんな動きをしよう?」という考えもなく勝手に動く体と思考と感情にもっと高ぶる高揚感。
本当に歌詞が落胆しようものなら膝から崩れ落ちたりするし、せっかく回るなら何回でも回ってやる。

分かる人には分かるこの胸の高鳴りと高揚感

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