〝時を告げる〟
〝きらめき〟
〝些細なことでも〟
私は自分で自分のことを、いやぁこいつは良い奴だな〜!なんて思ったことが多分ない。なんなら自分ってめんどくさい性格だよなーという自己評価の方が色濃い。
というのも他人に対して自分は、あの人優しそうだな〜とかあの子と話してみたいな〜とか。
そんなポジティブな第一印象よりも、怖そうだの性格が合わなさそうだの、ネガティブなイメージを抱きやすいと気づいたから。前者も少なくはないのだけど。
大きくなるにつれてより顕著に出るようになった気がするこの考え方の、というか「怖そう」「絶対自分と合わんじゃん」て思う理由は割とシンプルで(第一印象てそんなもんか)。
髪の毛を染めていたりオシャレな服装だったり、ピアスとかアクセサリーギラギラだったり。
あるいはすごい砕けた口調だったり行動だったり、例えば中高生なら先生にタメ口でめちゃくちゃ距離も近いとか。
いわゆるギャルっぽい、陽キャっぽい(自分の中の基準で)。そういう自分のかけ離れすぎている要素がひとつあると、めちゃくちゃその人が怖くなってしまう。
怖いといえど近くにいるだけで震えちゃうとか気圧されるとかいうより関わりたくないな〜……ってそっと影から覗くレベルだが。というか別に相手だってこんなやつに話しかけたいとか思わないだろうが、それはまた別の話ってことで割愛。
でもこれまた自分って変な性格だなと思うポイントなのだが、そんな人達が普通に「ありがとう」「ごめんね」なんて声をかけてくれるだけで、あれ意外と……となってしまうくらいちょろくもある。
こんな、こっそり影であの子は多分ああいう人だからって思い込んでるやつよりかは、話したことの無い自分にでも声をかけてくれる陽キャの方がよっぽどいい子だよなーって。
まあそれだけなんだけど、要は話してみんと分からんわなというすごく当たり前で、当たり前だけど自分は忘れがちな話。
話してほんとにほらやっぱ合わなかったわ!って思うこともあれば、思ったより話しやすくて、意外なところからそんな繋がりが飛んでくる瞬間もあったりする。
とはいえこの考え方は変わらないだろうけどね。
今日はいつにも増してまとまらない。
〝開けないLINE〟
中学の時、部活が同じで色々お世話になった先輩がいて、その先輩が卒業する時手紙を書いて渡したことがある。一緒にちょっとしたポーチなんかも買って入れた記憶があるけど、1年前の話となると記憶も曖昧なので割愛するとして……。
と言ってもその先輩は他県の高校に行くとかで「よし渡そう」と思った日は家を不在にしていたらしく、代わりに先輩のお母さんづてに送ったので直接渡せた訳じゃないんだけど。
後日、「無事に届いたよ〜」とLINEがきて、いつでも手紙書いてね!みたいな一言と共に先輩の高校の寮の住所も送られてきた。もうLINEが繋がってるからわざわざ手紙を送ったことはまだないんだけど。
中学の時のように、先輩はたま〜にLINEで最近どう?なんてメッセージをくれて、2〜3往復くらいでその会話はいつも終わってたんだけど……たまにその履歴を見返してはふふふとなっていた。
が、メッセージは去年の10月くらいに交わしたものが最後になっている。自分が高校生になってのやり取りはまだしたことがない。基本的にメッセージをくれるのは先輩の方からだから、たまには自分から何か一言送ってみようかと悩まなくもないんだけど。
先輩も忙しいだろうし、ていうか私のことなんか忘れてんじゃなかろうか、送るとしても今更何話すんだろ、みたいな被害妄想をぐるぐる繰り返した後結局先輩のLINEのプロフィール画面を見るだけで終わる。
この先輩以外にも、小中が同じだった子とか、久しぶりに話したいな〜と思う人はいるんだけど。結局その中の誰にもメッセージを送れないまま長い子はもう数年以上普通に話してない。し、この間話に出てきたMちゃんもその中の1人なんだけど、Mちゃんに至ってはもう多分3〜4年会ってない。
メッセージを送れない理由はみんな先輩と同じ、今更何送るんだろうとか私の事なんか覚えてないだろとか。同じ町に住んでると何度かその辺で見かけることはあるけど、だからって話しかける勇気もないし。
ダラダラ思い出話をしといて特にオチとかはないんだけど。これを書いたことによって「やっぱまた話しかけよう」という気にもならなかったし。先輩もまさかこんな可愛げのない後輩に話のネタにされてるとは思ってないだろうなあ。
〝不完全な僕〟