「神様が舞い降りてきて、こう云った」

超高層マンションから落ちてきた神様が目の前に居て
「あぁ、高層マンションが増えてきたから、
迷える人を探すのも苦労するし、ビルの反射熱は凄まじいし、
何よりスマホで僕らを撮ろうとするから、撮られないように飛ぶのが大変だよ」

「誰かのためになるならば」

自分を犠牲にしてまで或いは自分の時間を犠牲にしてまで
「誰か」を助けることまでの余裕はないんだよ

「鳥かご」

鳥かごに硝子の心を閉じ込めて
　　　　　◆
銀色の鳥かごに主無しの冬
　　　　　◆
放たれた自由を再び鳥かごに閉じ込めて

「友情」

すぐに壊れてしまえば
何十年とも続く
それらを繋ぎ解いてるものはなんだろうか？

「花咲かせて」(一行詩)

昔話に花を咲かせる
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見えぬ手が伸ばしてるのは咲き始めた仏花を
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枝折戸に薔薇が絡み付き貴方を通せんぼ