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7/5/2024, 8:28:00 PM

「星空」(一行詩)

賢治が描いた銀河の列車は再び星空へ帰る
       ◆
予言の星空は時に禍とされ
       ◆        
はやぶさが飛び立った日から星空を何度も見上げたあの日の
       ◆
満点の星空に何を見る人よ

7/4/2024, 9:37:11 PM

「神様だけが知っている」

或る一定の神様が知らないことを
或る一定の神様は知っているかもね

互いに神様だもの
神様だけが知っている神様の秘密

7/3/2024, 8:08:42 PM

「この道の先に」(一行詩)
盛り場の画面で力道山の技が光る様を横目に配達先へミゼットを速め

右に左に曲がりこの道の先を真っ直ぐのミゼットが待つ先には

この道の先には誘惑だらけ 真っ直ぐには帰れやしない

7/3/2024, 3:16:48 AM

「日差し」(一行詩)
日差しに照らされる硝子玉の陰
      ◆
錦玉羮を硝子瓶に閉じ込めて
      ◆
大正浪漫硝子の陰に日差しの悪戯

7/1/2024, 2:59:01 PM

「窓越しに見えるのは」(一行詩)

上げ下げ式窓で見えるのはサクラサクラ桜の花弁よ

真夜中のニャルソック出動は窓越しに

丸窓越しに見えるのは蛇の目傘の細雪

覗き窓越しに男女のアレヤソレヤ

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