67

Open App
6/30/2024, 1:07:22 PM

「入道雲」(一行詩)
先の目先に入道雲 雨門が開く

空に雷様の御出座し御出座しよ

「赤い糸」
アナタの身体から
全ての赤い糸を取り除いたら動かなくなっちゃった
アナタにとって「赤い糸」は大事なモノだったんだね。

6/28/2024, 9:51:31 PM

「夏」(一行詩)

デッキブラシは夏の思い出か道具の一つに入る訳で
        ◆
タコ焼きをアテに冷酒を飲み干す

炎帝の元で冷や甘酒のかき氷を食らう
        ◆
少年の夏の盛りはカブト虫と野球帽子

6/27/2024, 1:21:24 PM

「ここではないどこか」(一行詩)

彼女の視線はここではないどこかを見ている
        ◆
彼の体はここではないどこかを向いている
        ◆
紙の上のペンはここではないどこかを指している
        ◆
足がここではないどこかを彷徨い続けている
        ◆
文字がここではないどこかを彷徨い続けている

6/26/2024, 10:18:39 PM

「君と最後に会った日」

最後に会った時の君は気が立っていたね。
普段穏やかな君がその日に限って気が立ち
ご飯を出しても食べなかった。

暫く来てなかった日があったから
その間に何があったのだと思う…。

ご飯も食べずにいつも通り
ちょこちょこと歩きながら何処に行ってしまった

(後ろ姿を眺めてその日が最後に
君と会った日になるなんて思いもしなかった)

その日を境に君はもう二度と来なくなった…

6/25/2024, 2:59:33 PM

「繊細な花」

繊細な花だからと云って甘く見ないで欲しいな
これでも根はどっしりと土に足を付けて
雨風に負けずに花弁が散っても根は踏ん張ってる奴らもいるんだ

繊細な花だからこそ足元は強く耐えてないとね

Next