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1/27/2024, 10:10:39 AM

「優しさ」

色んな「優しさ」溢れている。
しかし扱い方を間違えてしまうと
「優しさ」は「毒」に姿を変えてしまうこともある。
どんな「優しさ」でも度を見極めていかないといけなのかもしれぬ。

1/26/2024, 2:26:28 PM

「ミッドナイト」

針が12時丁度に重なったら
電気を消して
息を潜めて
隠れて

(ガラァンガラァンガラァン)

町外れにある大きな時計の鐘の鈍い音が鳴り響く

町外れの大きな時計の鐘が鳴り始めとともに
土の中からボコボコと亡霊たちが目が覚ます…

或る亡霊は他の亡霊たちに

「さぁ♪仲間達よ!今からパーティーの開始だ♪
 一人でも多く仕止めた奴にゃご褒美をあげるぜ!」

亡霊たちは歓喜の声を高らかにあげる
亡霊たちは一行為して
町へ降りていった…

1/25/2024, 2:43:22 PM

「安心と不安」

生活するにも仕事するにも
安心と不安はツキモノ

一日が始まる朝から不安は付きまとい
安心感は無く、仕事を終えて床に着くまで
明日はどうなるか?と云う不安が付きまとう

安心の数値化は低く
不安の数値の方が高いのが
環境の弱さが物語っている

1/18/2024, 11:55:00 PM

「閉ざされた日記」

貴女が亡くなった後に
貴女の遺品整理中で貴女との交換日記を見付けました。
和本綴じで表紙は男結びで締められていました。

紐を解いて日記の内容に目を通しました。
病弱だった貴女は病院の看護婦さんのことや
先生や他の患者さんたちとの会話や
手芸を楽しんでいると書いていたことを
思い出しました。

最後のページには小さな紐で綴じられていました。
解くにも特殊な結び方のようでキツく結ばれていて
手では解くことは出来ませんでした。

このページだけ、何故、見れなくしてしまったのか、
私には分かりません。

ハサミで切ろうとしましたが良く紐を見ると
その紐は彼女が身に付けていた腰紐。

「…そっか…。自分がもう死ぬのが分かってたから…、
最後のページに…」

私は、彼女が、最後のページを見れなくしたのか理解出来ました。
日記を箱に仕舞い、他の残された腰紐で縛り直し、
箪笥に仕舞いました。

もうこの先、箱を開けることはないでしょう。
亡くなった彼女が決めた「閉ざされた日記」なのですから。

1/17/2024, 10:41:41 PM

「木枯らし(凩)」

暖冬と云うてたのに木枯らしが吹いているではないか?
凍てつく風の中で珈琲の温もりはすぐ奪われるが、
部屋で飲むよりも何故か美味く感じるのだ。

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