#56『失恋』
先生に用があると呼び出された放課後
面倒な仕事を頼まれて、厭々説明を聞く
ふと2階の窓から昇降口を見下ろせば
ハッと息を呑み、胸が締め付けられようだ
笑い合って並んで帰る君と彼女
その姿で瞬時に繋がった
彼女と話してたから君も放課後居残ってたとか、
バレンタインに貰えたという数とか。
全部全部わかっちゃった
そんな前から叶わぬ恋だったなんて
自分が惨めに思えてどうしようもない
でもそんなこと、
今先生に言うわけにもいかないし
少しだけ引きつる笑顔を片手で押さえながら
何事もなかったかのように振る舞った
#55『この世界は』
All the world’s a stage, and all the men and women merely players.
シェイクスピアによる好きな言葉の1つ。
この世は舞台で男女皆ただの役者に過ぎない。
気楽に生きましょ。
#54『夢を見てたい』
ユメウツツ。
ぼんやり生きてちゃ退屈だけど、
真面目に生きても疲れるだけ。
ユメウツツ。
TVをつけてもいいニュースもないし、
何度目かわからぬ本を読む。
ユメウツツ。
紙面に広がる物語は
私をどこへでも連れて行ってくれるから。
ユメウツツ……
#53『1年を振り返る』
大きく成長した、というよりは来年に向けての準備を整えた、とでも言うような年でした。その時は本当に必死で大変でも終われば達成感があって、振り返ればいい思い出になってる、なんてよくある話ですね。
#52『手ぶくろ』
そう、海外の絵本にそんなタイトルのお話があって、幼稚園のお遊戯会でやったんだ。キツネさん役が良かったけどネズミさんをやったはず。
末端冷え性だから夏は暑がりのくせに、ちょっとでも寒くなれば誰よりも早く手袋を使い出す私。
ピアノの発表会の日も会場に行くまでしっかり手を温めてから弾いた。
あと他にも、クリスマスに恋人と選び合って交換したり……みたいな甘酸っぱい思い出話とかもあれば良かったんだけど。まあそれはこの先に期待かな。とりとめもない文章になっちゃったけど久しぶりだし今日はこれで。