#43『冬のはじまり』
お気に入りのニット帽を引っぱり出してちょっとオシャレな手袋つけてブーツを鳴らす。イヤホンからは一足早めにクリスマスソング。フワァーッとあくびをしたら白い息。うん、いいね。
#42『終わらせないで』
熱いライトに響く歓声
乗りに乗ったギターにドラム
ここで歌えば、ここに立つ限り
時間に空間 すべてが俺のもので
どんなに人がいても
すぐに見つけられるから
パフォーマンスにコロコロ変わる表情
まっすぐ見つめられれば
同仕様もなく嬉しくて
ステージを降りて飛んで行きたい
ラスト一曲でいつもの
なかなか懐かない子猫みたいな君に
戻ってしまうんだろう?
もう少しだけ俺を見ててよ
君のために歌うから
#41『愛情』
何が難しいって、与えた愛が相手のカタチに収まるかわからない。歪んでいるのかもしれないこれは確かに心からの気持ちで。相手がそれを普通だと思って過ごしていたとしたら。
どんなに温かい愛でも求めているものと違うかもしれない。相手の愛は伝わるのになんとなく傷ついて受け入れられない。なんて我儘なんだろう。自分で自分が嫌になる。
きっと愛って色々あって、表現するのが苦手な人もいるはずなのに、お互い好きって気持ちが変わらずずっと側にいられるのって素敵だな。
私もこの行き場のない愛を与えられる人と出会えたらいいな。
#40『セーター』
君に貰ったおさがりのセーター。私にはオーバーサイズだから中にシャツを着てみる。よし、いいカンジ。日中は会えないけど、君をそばに感じられるの、たまんないね。心も体もポカポカだわ。今日寒いから風邪引かないようにね。
#39『宝物』
うんと地下には恐竜だとか
ロマンが眠っていて
海に飛び込めば色とりどりの
魚たちが泳いでる
山から見下ろす景色は
これまた絶景で
どこに行っても
何をしても
隣には君がいてくれるから
あまりの愛おしさに
この星ごと抱きしめたい