開けないLINE
LINEを交換している人があまりにも少ない私にとって、開けないと感じる時はない
いつかはくるのだろうか
そんなことを考えながら私は今日もLINEを開く
不完全な僕
ずっと完璧を目指してきたけど
よくよく考えれば完璧ってなんだろう
私にとっては完璧でも他の人から見たらそれは不完全
100%完璧になんてなれない
それでも完璧を目指してしまう
認めてほしい 誉めてほしい 受け入れてほしい
完璧を目指し続けた私を
私はいつまでも
完璧を目指す不完全であり続ける
言葉はいらない、ただ…
ずっと抱えていたんだ
寂しさも、悲しさも、世界を憎む気持ちも、全て
それを貴方に打ち明けたい
言葉はいらない、ただ…
そばで寄り添っていて欲しい
ただ、受け入れて欲しい
私という、醜い人間を
突然の君の訪問。
電話がかかってくる
家族が誰もでないので仕方なく重い腰を持ち上げてでる
相手は私のおばさん
お母さんの妹さんだった
内容は、お母さんに会いに来で今家の前にいる、というもの
確かに私のお母さんは病院で脳腫瘍であると宣告されたが…まさかアポ無しでくるとは思ってもみなかった
しかもその妹さんはかなりのお母さんっ子
世間でみればお姉ちゃんっ子というもの
シスコンとまではいかないが、お母さんはそれで大分苦労しているみたい
こちらとしてはアポ無しで来るのは少し、いやかなり迷惑なので止めていただきたいところだ
とにもかくにも取り敢えず家にあげ、少し話したあと帰って貰った
まあ、心配なのは分かるが常識と言うものを覚えていただきたいと思った
雨に佇む
雨の中ぼんやりと立つ
それが私の気持ちの落ち着け方
嫌な気持ちも、この世界に絶望的している気持ちも全て整えてくれる
これがないとがむしゃらに生き続けて最終的に壊れてしまう
私が雨の日にぼんやりと立たなくなった時
それは私が壊れた時だ